これから始めるスロージギング。メタルジグの素材と使い分け。

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 これから始めるスロージギング、これから数回に渡ってメタルジグについてご紹介して行こうと思います。

 スロージギングでは、ジグの形状やカラーに注目が集まりがちですが、「素材」も釣果に大きく影響する非常に重要な要素と言えます。

 今回は、そんなメタルジグの「素材」にスポットを当て、特徴や選び方のポイントを詳しく解説していきます。

 それでは始めましょう。

目 次

メタルジグの素材

 スロージギングで使われるメタルジグの素材は、主に、そしてタングステンの3種類が使われることが多く、これらについてご紹介して行きます。

鉛(Lead)

 鉛製のジグの特徴をご紹介して行きます。

鉛製のジグの特徴

比重 11.3
●最も一般的に使われている素材であり、加工がしやすく比較的安価。
●流通量が多く、様々な形状やサイズのジグが販売されており、選択肢が広い。
●同じ形状であれば鉄とタングステンの中間的な大きさのシルエットになる。
●素材自体が柔らかく、岩などに当たると変形したり傷付きやすい。

 以上が鉛製のジグの主な特徴です。

 とにかく様々なメーカーから、様々な形状やカラーのものが販売されているため、選択肢が広くて嬉しいのですが、あまりに多いため初心者の頃はどれにしようか迷ってしまうくらいでした。

 価格は数百円程度の安価なものから2千円を超える高価なものまでありますが、自分の予算に合わせて購入できるのも嬉しいポイントです。

 スロージギングに於いて基準となる素材が鉛製のジグですので、これからスロージギングを始めたいという場合、鉛製のジグを揃える事をおすすめします。

鉄(Iron)

鉄製のジグの特徴をご紹介します。

鉄製のジグの特徴

比重 7.8
●鉛より比重が軽く、同じ形状で比べるとフォールスピードが遅い。
●同じ重量とした場合、シルエットが最も大きくなる。
●鉛に比べて硬く、変形しにくい。
●ジグの種類が少なく選択肢が少ない。
●比較的高価。
●傷付いた個所からサビが発生する。

 以上が鉄製のジグの特徴です。

 比重も小さくフォールスピードが遅いため、潮流の影響を受けやすくて流されやすいというデメリットの反面、魚にゆっくりとジグを見せたい場合などに有効。

 特に根魚の反応が渋い時に出番が多いジグでもあります。

 鉄製のジグを製造販売しているメーカーは少なく、鉛のジグのような種類の豊富さは無いため、非常に選択肢は狭いと言えます。

 鉄製でなければ釣れないといった場面はほぼありませんので、絶対必要と言ったジグではありませんが、予算に余裕がある場合、独特なアクションやフォールスピードを味わってみてはいかがですか。

タングステン(Tungsten

タングステン製のジグの特徴をご紹介します。

タングステン製のジグの特徴

●比重 19.3
●飛び抜けて比重が重く、同じ形状であればシルエットをより小さく出来る。
●高比重で小型化出来るため、フォールスピードが速い。
●二枚潮などの複雑な潮流でも比較的安定したフォールが可能。
●硬度が高く加工しずらいが、硬度が高く変形しずらい。
●非常に高価。

 以上がタングステン製のジグの特徴です。

 同じ重量の場合シルエットを小さく出来るため、複雑な潮流の影響を最小限に抑える事が出来るが、非常に高価な事から、根掛かりしてロスした場合のダメージは相当です。

 タングステンでなければ全く釣りにならないというシチュエーションはそう有る訳ではないため、予算に余裕がある場合に揃えるという感じで問題無いと思います。

 Yobo爺も以前150gのタングステン製ジグを1個持っていましたが、根掛かりして無くした時のショックが大きく、しばらく立ち上がれなかったので、それ以降は買ってません。

 中には鉛製のジグが3個ほど買えるくらい高価なジグもありますので、なかなか買えないというのが正直なところです。

素材のまとめ

 以下が素材の特徴を比較した表になります。

比較項目鉛 製鉄 製タングステン製
比 重11.47.819.3
フォールが早い
シルエットを小さく出来る
潮流の影響を受けにくい
変形のしにくさ
種類が豊富
購入のしやすさ×

 表にしてみるとタングステンのメリットが大きいように感じますが、Yobo爺がおすすめするのは鉛製のジグです。

 フォールの早さや潮流の受けにくさ等については、ジグの形状を変える事である程度対処可能ですし、何と言っても種類が多く選択肢が広いため、様々なジグを比較的安価に手に入れることが出来るからです。

 特別なシチュエーションでなければ、シーズンを通して鉛製のジグだけで事足りますので、これからスロージギングを始めたいという方は、鉛製のジグを揃える事をおすすめします。

使い分けのポイント

 ジグの素材の使い分けのポイントを表にしましたのでご覧下さい。

釣り場の状況鉛 製鉄 製タングステン製
深 場
比較的浅いポイント
潮流が速く複雑な場合
ベイトが小さい場合
根掛かりの多いポイント×
青物狙い
根魚狙い

 以上、それぞれの素材の使い分けについてでした。

 これはあくまでも素材の特徴を反映した表になりますが、潮流やベイトサイズ等については、ジグの形状によりある程度対処可能です。

 また、見て分かる通り、鉛製のジグは全ての状況に於いて対応可能であることが確認できますので、先にも述べた通り、先ずは鉛製のジグを揃える事をおすすめします。

おわりに

 今回はメタルジグに使われている素材である鉛や鉄、それにタングステンの特徴や使い方のポイントなどのご紹介でしたが、いかがでしたか?

 鉄製やタングステン製じゃないとダメ、と言う状況は極稀で、ほとんどは鉛製のジグで対処可能ですので、鉄製やタングステン製のジグは予算に余裕があった場合に揃える事をおすすめします。

 次回はメタルジグの形状についてご紹介しますのでお楽しみに。

 それではまた!

 

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