
スロージギングにおいて、タックルボックスは非常に重要な装備のひとつです。
ジグやフック、スイベルやリーダーなど、多岐にわたる小物を効率よく整理・保管・運搬するために、自分のスタイルに合ったタックルボックス選びが快適な釣行に直結します。
今回は、快適な釣りをサポートしてくれるタックルボックスの選び方、そして賢い収納術などを徹底解説していきますので、自分に合ったタックルボックスを見つけるきっかけになればと思います。
それでは始めましょう!
タックルボックスの種類
タックルボックスには、ハードタイプとソフトタイプの2種類があり、それぞれに特徴があります。

ハードタイプ
頑丈なプラスチック製で出来ていて、椅子替わりに蓋に座れるものも多く、船の上でも安定感抜群なのが特徴です。
内部に仕切りやトレーを追加できるモデルも多く、収納力と拡張性の高さが魅力でもあり、スロージギングで使われているのは、ほとんどがハードタイプになります。
ただし、容量が大きくなるに従って重量も増えますので、自分の装備と容量のバランスを取る必要があります。

ソフトタイプ
ナイロンやターポリン素材でできた柔らかいボディが特徴で、軽量で持ち運びしやすく、車からの移動や足場の悪いポイントでも快適に使えるのが特徴です。
ハードタイプに比べてカスタマイズ性に劣りますが、軽量で持ち運びが楽なのも魅力でが、中身が増えて重くなると、変形してしまう場合がありますので注意が必要です。

タイプのまとめ
次の表は、ハードタイプとソフトタイプのタックルボックスの特徴を比較したものになりますので、購入の際の参考にして下さい。
項 目 | ハードタイプ | ソフトタイプ | |||||
頑丈さ・耐久性 | ◎ | △ | |||||
安定感 | ◎ | △ | |||||
携行性 | 〇 | ◎ | |||||
収納性と整理のしやすさ | ◎ | △ | |||||
カスタマイズ性 | ◎ | △ | |||||
防水性 | 〇 | 〇 |

タックルボックス選びのポイント
頑丈さと耐久性
船上では、波や揺れや衝撃などによりタックルボックスが損傷する可能性がありますし、長時間紫外線にさらされたり、海水を被ったりして劣化が早いので、先ずは頑丈さと耐久性がが求められます。
また、ハードタイプのボックスは、頑丈で蓋に座れるものも多く、休憩や作業スペースとしても活用できます。

収納力と整理のしやすさ
スロージギングでは、さまざまな種類のジグを使い分けるため、多くのジグを収納できる大容量のボックスが適しています。
また、ジグや小物を直ぐに取り出せるように、種類別に整理できる仕切りやトレー、オプションパーツの追加などが可能なものが拡張性が高くておすすめです。

防水性
船の上では波しぶきや雨などで濡れることもあるため、ジグが錆びないように、防水性の高い素材や排水機能付きのケースが理想です。

携行性
大型のボックスは、収納量が高くて便利ですが、持ち運びが大変ですし、船上のスペースには限りがありますので、収納性と携行性のバランスが大事になります。
船上での移動や持ち運びを考慮し、丈夫なハンドルやショルダーベルトが付いているのが便利です。

カスタマイズ性
ロッドスタンドやプライヤーホルダー、ドリンクホルダーなどを後付けできるボックスなら、自分だけの使いやすいレイアウトにカスタマイズできます。

収納術
メタルジグの収納
スロージギングでは、ジグを種類や重さ別に整理し、すぐに取り出せるようにしておくと、非常に便利です。

専用のインナーストッカー
一部のメーカーのタックルボックスには、ボックス内にピタッと収まるメタルジグ専用のインナーストッカーが用意されているものがあり、それを利用する事でスッキリと収納することが出来ます。

100均グッズを利用
100円ショップなどで手に入る仕切りケースや結束バンドを活用して、ジグを重量や長さ別に立てて収納する方法も効果的です。
この方法はYobo爺も利用していますので、別の記事で紹介する予定です。

ジグが入っていた袋の再利用
ジグが入っていたビニール袋にジグを入れた状態で立てて収納することで、ジグ同士の傷つきを防ぐことができます。

小物類の収納
防水ケース
100円ショップで売っている防水ケースを利用し、アシストフックやスプリットリング、スイベルなどを仕分けして収納する事で、取り出しやすく、且つ海水から守ることが出来ます。
また、リーダーは防水性の高いビニールなどで出来たポーチに収納する事で、海水などが掛かり劣化が進む事を防ぐことが出来ます。

おすすめのタックルボックス
MEIHO(明邦) バケットマウス
先ずは、MEIHO(明邦) のバケットマウスシリーズをご紹介します。
オフショアアングラーからの絶大な信頼を誇る定番のタックルボックスシリーズで、その頑丈さゆえに座ることができ、ロッドホルダーなどのオプションパーツが豊富な点も魅力です。
システム収納に対応しており、専用ケースを組み合わせることで効率的な収納が可能です。
どんなタックルボックスにしようか迷ったら、このバケットマウスシリーズを購入すれば間違いないと思います。
ちなみに、Yobo爺の周りでは、BM-7000を使っている方が多く、大きさと収納力のバランスが優れているタックルボックスです。

ダイワ TBシリーズ
大容量で堅牢な作りが魅力のタックルボックスで、MEIHO同様にオプションパーツの装着が可能で、実用性に優れています。
蓋は、使い勝手のよい両開タイプで、開けた時に蓋の角度が90度で止まるので、開け閉めが非常に楽になっています。
また、プライヤーなどの小物をチョイ置き出来るインナートレーを内蔵しており、本体サイドにはロッドスタンドなどを装着できる多目的ホルダーを装備しています。

リングスター ドカットシリーズ
最後は、Yobo爺も使っている、リングスターのドカットシリーズをご紹介します。
高い耐久性と大容量が特徴で、シンプルなデザインながら前後両開きが可能なため、船上でも中身にアクセスしやすいのがポイントです。
もともとはタックルボックスとしてではなく、工具箱として作られたものですが、その頑丈さや収納力から、いつの間にかタックルボックスとして使われるようになりました。
現在は、同社のHPでもフィッシングボックスとして紹介されていますし、ロッドホルダーを装着可能なボックスもラインナップされています。

タックルボックスのまとめ
今回は、最適なタックルボックスの選び方についてでしたが、いかがでしたか?
スロージギングにおけるタックルボックスは、単に道具を入れる箱ではなく、いかに快適に、そして効率よく釣りができるかを左右する、重要なギアです。
自分のスタイルや目的に合わせて選ぶことで、ストレスフリーな釣りが実現できます。
今回ご紹介したポイントを参考に、ご自身の釣りのスタイルや使用するジグの量に合った最適なタックルボックスを見つけて、快適なスロージギングを楽しんでください。
次回は、Yobo爺のカスタマイズしたタックルボックスについてご紹介したいと思いますので、お楽しみに。
それではまた!

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