
週末トレッキングのすゝめ、今回ご紹介するのはみちのく潮風トレイルの青森県八戸市ルートをご紹介します。
北は青森県八戸市から、南は福島県相馬市までの全長1,025kmにも及ぶ自然歩道のみちのく潮風トレイルですが、青森県八戸市ルートはその中の一番北に位置するコースになります。
今までご紹介してきた奥入瀬渓流や八幡平のトレッキングコースは、渓流や山の美しさがメインのコースでしたが、みちのく潮風トレイルの青森県八戸市ルートは美しい海や海岸が魅力のコースです。
それではご紹介して行きます。
青森県八戸市ルート
みちのく潮風トレイルの一番北にあるトレッキングコースが青森県八戸市ルートとなります。
北のスタート地点とも言える、うみねこで有名な蕪島神社、旧日本軍の軍事施設だった葦ヶ崎展望台、淀の松原や種差天然芝生地など、見どころいっぱいの絶景の海沿いを歩くコースになります。
今までご紹介してきた奥入瀬渓流や八幡平と違い、紅葉を楽しめるというコースではではありませんが、奇麗な海を間近で見ながらのトレッキングコースは、他にはない美しさがあります。
比較的アップダウンが少ないので誰でも気軽にトレッキングを楽しむ事が出来ますし、何よりコースのほとんどから海が望める貴重なコースです。
波音を聞きながら、四季折々の表情を見せる美しい海岸線を歩くこのコースを、是非一度歩いて見ることをおすすめします。

ついでに寄ってみたい場所
話は若干それますが、八戸を訪れたら是非寄って頂きたいところがありますのでご紹介します。
舘鼻岸壁朝市
それは、日本最大級の舘鼻岸壁朝市で、例年3月中旬~12月末まで毎週日曜の朝にだけ行われる市場で、全長約800mに渡って300店ほどの店が立ち並び、毎週数万人のお客さんが訪れる巨大な朝市です。
日の出前から出店の準備が行われ、薄暗いうちから商売を始めるお店もあり、太陽が顔を出す頃には全てのお店が営業開始です。

この写真は数年前の11月上旬の早朝6時過ぎに行った時の駐車場の様子です。
港に停泊している数10艘のイカ釣り漁船が、朝市のために漁火を灯して盛り上げてくれていて、非常に奇麗です。
その灯りをバックに写真を撮影している観光客の方もたくさんいて、今では映えスポット化しています。

今では全国から観光客が訪れるだけでなく、旅行会社でツアーを組んで観光バスでやって来る海外の方々も多く、八戸を代表する観光地となっているという事です。
売っていないものは無いのでは?と思うくらい様々な物が買えますが、特にお勧めなのは魚介類です。
日本でも有数の水揚げ量を誇る八戸ですので、他では手に入らないような新鮮な魚介類がたくさん市場に並んでいて、それらを安く買う事が出来ますし、クール便で送ることも出来ますので非常に便利です。
Yobo爺が必ず買うのは、カレイやイカの一夜干し、イカの天ぷらやインド人が作っている本場のカレーとナン等々、考えただけでよだれが出てきそうです。
その他にも焼きそばのや椎茸の詰め放題、有名店のから揚げなど、挙げればきりがありません。
また、お腹が空いたらそばやうどん、ラーメンも食べられますし、B1グランプリで有名なせんべい汁、変わったところではベトナムのフォーなど、様々なものを食べることが出来ます。
今は三陸道も全線開通しましたので、朝の暗いうちに家を出れば十分朝市に間に合います。
泊まり掛けで行く場合は、土曜日の朝八戸に向かい、みちのく潮風トレイルの青森県八戸市ルートを散策し、翌日の朝早く舘鼻岸壁朝市を巡り、自宅に戻って美味しい魚をつまみに酒を飲んで寝る。
こんな日程がベストだと思います。
人の多さに驚かされますが、時間を掛けてゆっくりといろんな店を覗いてみると、面白いものが必ず見つかりますので、是非一度は訪れて見て下さい。

八食センター
八戸市に来たついでにというか、八戸市のお土産を買うのであれば八食センターをおすすめします。

八戸港で水揚げされた新鮮な魚介類はもちろん、青森や八戸の美味しい果物や野菜、それにお菓子など何でも揃えることが出来ます。
そしてお土産が用意出来たら八戸ラーメンやせんべい汁、それに新鮮な魚介類が乗った海鮮丼等たらふくを食べ、腹ごしらえして帰って下さい。

コース紹介
青森県八戸市ルートは以下のようなコースになります。

※環境省 みちのく潮風トレイルのHPより
Yobo爺が歩いたコースは、葦ヶ崎展望台から種差天然芝生地を往復するコースですが、同じ海の近くを歩く浄土ヶ浜コースとも全く違う、何とも言えない美しさに驚きました。
葦ヶ崎展望台と種差天然芝生地の両方に駐車場がありますが、葦ヶ崎展望台はソフトクリームが美味しくて有名なホロンバイルというお店があり、非常に駐車場が混んでいるので、種差天然芝生地側に車を駐車したほうが間違いないと思います。
トレッキングが終わってからホロンバイルのソフトクリームとシェークを食べてみましたが、非常に美味しかったですし、訪れることがありましたら絶対に食べたほうがいいです。

八戸市ルートの見どころ
それでは青森県八戸市ルートのYobo爺が歩いた絶景の景色をご紹介して行きます。
葦毛崎展望台


葦ヶ崎展望台から南へ歩いて5~6分のところの景色になります。
右の端の方に見えるのが遊歩道で、駐車場から近いためか軽装のカップルの姿が多くみられました。

海と空、そして岩のコントラストが非常に美しく、そんな景色の中を歩いていても聞こえるのは波の音だけです。

大須賀海岸

この大須賀海岸は、約2km以上に渡って砂浜が続いています。
鳴き砂で有名ですが、Yobo爺が歩いた時には一部の場所でしか音が鳴りませんでした。
聞いたところでは、近年砂が汚れてきているらしいとの事でしたが、非常に残念な事です。
大須賀海岸には遊歩道はありませんので、砂の上を約2km以上に渡って歩かなければなりませんが、足を取られて歩きにくいのでトレッキングポールが有れば楽だと思います。
Yobo爺は、流れ着いた木の枝が1本有ったので、それをポール代わりに使いましたが、「1本でもこれだけ楽になるのか。」と思った事を思い出します。

淀の松原


この写真は淀の松原です。
松林の中に遊歩道が整備され、木々の間から海岸の荒々しい風景を望むことができます。

この辺りは海面との高さの差が結構ありますので見下ろすような感じで景色を望みますし、今までの岩場と違いダイナミックな切り立った岩場が続きます。

種差天然芝生地

これだけ広い天然芝生地は全国的にも非常に珍しいという事です。
本当に天然?って思うくらい奇麗な芝生ですが、芝が伸びるとさすがに人の手で刈るみたいです。
当たり前ですね。

この時は天気にも恵まれて、本当に美しい景色を見ることが出来ました。
青い空と緑の芝生のコントラストが驚くほど素晴らしかったのを今でも鮮明に覚えています。
ここにグランドシートを敷き、コンビニで買ったおにぎりを食べて一休みし、その後葦ヶ崎展望台へと戻りました。
Yobo爺達は歩いて戻りましたが、その場合はゆっくり歩いて往復で5時間ほど掛かりましたが、往路または復路のいずれかバスで移動するのもおすすめです。
往路又は復路とも路線バスを利用すると、時間的にも体力的にも余裕を持って過ごすことが出来ます。

八戸市コースのまとめ
今回の週末トレッキングのすゝめは、みちのく潮風トレイルの青森県八戸市ルートのご紹介でしたが、いかがでしたか?
子供連れでも十分楽しめるコースになっていますので、子供のペースに合わせて巡ってみるのもいいと思います。
歩きやすいコースにしては、岩場あり、砂浜ありで変化に富んだ景色を楽しむことが出来ますので、是非一度訪れて見てはいかがですか?
次回は同じみちのく潮風トレイルの浄土ヶ浜周辺をご紹介したいと思います。
それではまた!

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