
キャンプを始めたいけど、どんなアイテムを揃えればいいの?と言う初心者の皆さん、その前に決めなければならない事があり、 それはどのようなスタイルにするかという事です。
キャンプには、LowスタイルとHighスタイルがあり、先ずはそれを決めてからキャンプ用品を揃える必要があるからです。
LowにするかHighにするかでその後のキャンプの形も違ってきますので、それぞれのスタイルの特徴を十分理解して決める必要があります。
自分にはどっちのスタイルが適しているのか、この記事を参考にキャンプスタイルを決め、後悔の無い楽しいキャンプを過ごして下さい。
それでは始めます。

Lowスタイルとは
ロースタイルとは、座面が10cm~30cmの地面に近いローチェアに座って過ごすスタイルで、よぼ爺もこのスタイルでキャンプを楽しんでいます。
ロースタイルの特徴としては、
ロースタイルのメリット
●足を延ばしてゆったりと過ごすことが出来る。
●テント内でも使用する事が出来る。
●ハイスタイルに比べて荷物がコンパクト。
●焚火に薪をくべやすい。
ロースタイルのデメリット
●座面が低いので立ったり座ったりする際の足腰への負担が大きい。
●パンツの裾が汚れやすい。
ロースタイルは、ローチェアに座りながら小さなローテーブルとバーナーを前に置いて、調理しながら食べながら、またお酒を飲みながらという感じのスタイルになるため、ソロやデュオなどの少人数で楽しむ場合におすすめな過ごし方だと言えます。
大人数で食卓を囲みながらという感じではありませんし、特に子供が一緒のファミリーにはロースタイルはあまり向いていないように思います。
ローチェアやローテーブルは、雨が降ってテント内で過ごす場合にも使えるので、前室で調理しながら食べがら、テント内でお酒を酌み交わすという場合にも使えるのが非常に大きなメリットでもあります。

写真はロースタイルキャンプのイメージです。
比較的地面に近いスタイルで少人数で楽しむ事が多いスタイルです。

Lowスタイルのキャンプ用品
ロースタイルキャンプを楽しむためには、人数分のローチェアとローテーブルが必要になります。
ローチェア
ロースタイルと言っても10cmほどの非常に地面に近いものと、30cmほどの比較的ハイスタイルに近いものがあります。
地面に近いローチェアは、足を投げ出して非常にリラックス出来る態勢を取れるのが特徴ですが、立ったり座ったりする際に足腰への負担が大きく、膝や腰が悪い方にはおすすめしません。
座面が30cmほどのものは、立ったり座ったりする際の足腰への負担が少ないのが特徴ですが、地面に近いものに比べてリラックスという点では若干劣りますし、長時間座っていると脚がむくんできたりします。
ローチェアの価格に関しては、リクライニング可能なものは1万円前後になりますが、その他のものは4,000円を切るものもありますが、基本的にはハイチェアとさほど変わりません。

ローテーブル
ロースタイルの場合、最低でも一人に一つ小さなローテーブルが必要になり、その上にマグカップやシェラカップを乗せて、飲みながら食べながらというスタイルになります。
また、各自調理しながら食べながらするため、調理用のバーナーも各自1台必要になる場合がありますが、その場合はバーナー用の遮熱テーブルを利用する事でテーブルが2つになり非常に便利です。
ローテーブルはアルミ製の小さなものなどは2,000円ほどで買えるものもありますし、サイズも様々ありますので、自分の好みで購入して下さい。
テーブルに調理した熱いクッカーなどを置いたりしますので、天板の素材はアルミやステンレスなどの金属のものがおすすめです。
ハイスタイルのテーブルに比べて非常に安価なものが多く、費用を抑えることが出来るのも特徴です。
Highスタイルとは
ハイスタイルとは、座面の高さが自宅のダイニングテーブルやチェアと同じような高さのものを使いながら、普段自宅などで過ごしているような感覚で食卓を囲みながら楽しむことが出来るスタイルです。
ハイスタイルの特徴は、
ハイスタイルのメリット
●座面が高く立ったり座ったりするのが楽。
●ゆったり座れるタイプの椅子が多く腰への負担が少ない。
●ひじ掛けとカップホルダーが付いているものが多い。
ハイスタイルのデメリット
●荷物の量が多くなる。
●テント内でのテーブルと椅子の使用は基本無理。
●揃えるための金銭的な負担が大きくなる。
●小さな子供の場合、テーブルの高さに合うように工夫が必要。

ハイスタイルは、大きいテーブルと皆の分の椅子を準備し、大勢で食卓を囲んで楽しく過ごす、というスタイルが向いています。
また、自宅で過ごしているような感じで過ごせる事から、初めてキャンプする方はもちろん、子供や奥さんでも違和感なく過ごせると思います。
なお、大量の調理を行う場合は、食卓とは別に調理用のテーブルを用意したほうが楽ですが、その分荷物が増えてしまいますので、頭に入れておいて下さい。
結論としてハイスタイルは、大人数で過ごすファミリーやグループキャンプにおすすめのスタイルとなります。

写真はハイスタイルで楽しんでいるグループキャンプのイメージです。
ここまでの大人数ではなくても、ある程度の人数のキャンプにはハイスタイルが向いているように思います。

Highスタイルのキャンプ用品
ハイスタイルキャンプには、人数分のハイチェアと人数分の大き目のハイテーブルが必要になります。
ハイチェア
ハイチェアは普通のものであれば数千円から、リクライニングするゆったり出来るタイプのものは1万円を超すものまで様々ありますので、予算に応じて購入する事になります。
テーブルとセットのものもあり、その場合は丁度いい高さで作られていますが、チェアとテーブルを別々に購入する場合は、高さの確認を忘れないようにして下さい。
比較的安価なのものはコンパクトに収納できるものが多いですが、リクライニングするものやゆったり出来るものなどは折りたたんでも嵩張るものが多いので、人数分となると結構な荷物になりますので、頭に入れておいて下さい。

ハイテーブル
ハイテーブルは人数分の座れる大きさを持ったテーブルか、もしくは小さめのものを2つ用意する必要がありますが、ギリギリの大きさではなく、若干大き目のものを用意する事をおすすめします。
また、その上で調理を行うとなるとバーナーやクッカーを置くスペースが必要になるため、大人数の場合は調理用のテーブルを別に用意する、工夫が必要になります。
またテーブルの天板は、熱いクッカーを載せる場合があるため、アルミやステンレス、もしくは金属のメッシュ素材などで出来ているものがおすすめです。
安価なものは化粧合板などで出来ている場合があり、熱いものを載せたりしているうちに変形してきたり、塗装が剥がれてきた利しますので注意が必要です。

まとめ
今回はキャンプを始めるためのスタイル選びについてでしたが、いかがでしたか?
基本的にロースタイルは、ソロやデュオなどの少人数に適したスタイルで、ハイスタイルはファミリーやグループキャンプなどの多人数に適したスタイルになります。
少人数でまったりと過ごしたいのか、ワイワイガヤガヤ過ごしたいのか、この記事をよく読んで、よく考えて選択し、キャンプ用品購入の参考にして下されば幸いです。
次回からは、それぞれのキャンプ用品の詳細をご紹介して行こうと思いますので、お楽しみに。
それではまた。

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