
今回は、キャンプ用バスバーナーには、シングルバーナーとツーバーナーがあり、それぞれに特徴がありますのでご紹介していきます。
どんな使い方が適しているのか、どのようなキャンプに向いているのか見て行きましょう。
それでは始めます。
シングルバーナーとは
シングルバーナーとは、火口が1つだけのバーナーの事を言い、また燃料カートリッジもOD缶とCB缶があり、それぞれに特徴があります。
なお、シングルガスバーナーには一体型と分離型がありますが、ここではあくまでも基本的なシングルバーナーの特徴をご紹介し、それぞれの特徴については以前投稿した記事「一体型と分離型の特徴」をご覧下さい。


シングルバーナーの特徴


シングルバーナーがおすすめの方
シングルバーナーにおすすめな使い方は以下の通りとなります。
●登山者やバックパッカーなど、荷物を出来るだけコンパクトにしたい方。
●ソロやデュオキャンプ等の少人数のキャンプ。
●シンプルなキャンプ飯で大丈夫な方。
●トレッキングや釣りなどに持って出掛けたい方。
以上がシングルバーナーに適した使い方になります。
また、シングルバーナーの比較的安価でコンパクトに収納可能な利点を活かし、2つ用意して持ち運ぶことにより様々な調理が可能になり、プチ贅沢なキャンプ飯を楽しむ事が可能になります。

おすすめのOD缶シングルバーナー
プリムス:インテグストーブ P-157
先ずは、プリムスのインテグストーブP-157を紹介します。
2024年10月に発売された新製品で、ガス噴出量を適切に調整し燃焼時間の経過とともに生じやすい気化熱による出力低下を抑制する機能のレギュレーターが搭載されているシングルストーブです。
出力は2,840kcal/hで、OD缶ガスバーナーとしては必ずしも高出力という訳ではありませんが、レギュレーターを搭載しているという事ですので、厳しい環境下でも安定した火力を発揮するものと思います。
プリムスの代表格といえば、出力3,600kcal/hのウルトラバーナーがあげられますが、インテグストーブはそれにも負けない高性能なストーブだと思います。

SOTO:アミカス
非常にコンパクトで使いやすく、ヘッド部がすり鉢状になっているため風に強く、小さいながら4本ゴトクで安定感があり、初心者からベテランまで満足できるストーブです。
マイクロレギュレーター非搭載モデルではありますが、出力は2,600kcal/hと十分な火力があり、何より購入しやすい価格というのがお勧めの理由でもあります。

おすすめのCB缶シングルバーナー
FOREWINDS:コンパクトキャンプストーブ
先ずは、Iwataniのアウトドアブランド、FOREWINDSのコンパクトキャンプストーブをご紹介します。
Iwataniのジュニアコンパクトバーナーの改良版と言えば分かりやすいと思いますが、アウトドア感を高めた製品がコンパクトキャンプストーブで、内容的にはほとんど変わりません。
カタログ上の火力は2,300kcal/hと小さ目ですが、バーナーヘッドがすり鉢状で、さらにゴトクが風防の役目を果たしていたりするため、実際の火力はもっと大きく感じます。
ガスを燃料とするシングルバーナーでは日本で一番売れてるという話からも分かるように、その使い勝手の良さがわかりますし、初心者のみならず誰が使っても扱いやすい製品です。
よぼ爺は、見た目のアウトドア感や使い慣れている等の理由で、今まではOD缶バーナー一筋できましたが、一年ほど前にコンパクトキャンプストーブを購入し、使った時の感動は今でも忘れません。
価格に安さはもちろん、使いやすさや火力など、全てにおいて想像を上回る性能に驚かされ、今では同社のマイクロキャンプストーブや、SOTOのST-310まで購入してしまいました。
私と同じようなイメージをお持ちの方は、是非購入して使ってみる事をおすすめします。
SOTO:レギュレーターストーブ ST-310
次は、SOTOのレギュレーターストーブ ST-310をご紹介します。
FOREWINDSのコンパクトキャンプストーブと常に比較されるストーブですが、どちらも甲乙つけがたい素晴らしいストーブである事は間違いありません。
火力は2,500kcal/hとCB缶ストーブとしては比較的高火力ですし、ゴトクは大きくて良いのですが、脚と一体になっているため使っていると熱くなり火傷はもちろん、下を焦がさないよう注意が必要です。
そのため、脚に取り付ける耐熱のシリコンゴムを使用する事をお勧めしますが、それでも手を触れると火傷の可能性がありますので注意して下さい。
また、ストーブを設置した状態で点火するには、オプションのアシストレバーを取り付ける必要がありますので、これについても必須と考えますし、セットで購入する事をおすすめします。
なお、SOTOからトライトレイルという登山にも使える、非常にコンパクトで高性能なCB缶ストーブが発売されていますので、何時かご紹介出来ればなと考えています。
ツーバーナーとは
ツーバーナーとは、火口が2つあり同時に2つのクッカーを載せて調理が可能なバーナーの事です。
また、燃料カートリッジもOD缶とCB缶をしようするものがあり、それぞれに特徴がありますので、ご紹介していきます。

ツーバーナーの特徴


ツーバーナーがおすすめの方
ツーバーナーにおすすめな使い方は以下の通りとなります。
●ファミリーやグループのような多人数で大量の調理を行うキャンプ。
●自宅で調理しているような感覚で調理したい方。
●凝った豪華なキャンプ飯を食べたい方。

おすすめのOD缶ツーバーナー
プリムス:キンジャ
このツーバーナーは分離型となっていることもあり、本体が非常に薄くコンパクトに出来ていて、且つガスホースを本体に収納できるなど、何処でも手軽に持ち運べるツーバーナーとなっています。
出力は2,500kcal×2となっており、必ずしも高出力という訳ではありませんが、調理するには十分な火力となっています。
1個のOD缶で2つの火口を使用出来るので、無駄なく燃料を使いきることが可能ですが、ガスの消費量も多くなるので、使用するOD缶は大容量の500のタイプをおすすめします。
分離型という事もあり、使用する際にはそれなりのスペースが必要となりますので、可能であればバーナー専用のテーブルなどが有れば便利だと思います。
それなりに高価なツーバーナーではありますが、ファミリーには間違いの無いバーナーだと思います。

コールマン:パワーハウス(R)LP ツーバーナーストーブⅡ
次は、コールマンのパワーハウス(R)LP ツーバーナーストーブⅡをご紹介します。
最大火力約3,500kcal/h×2のハイパワーのバーナーで、且つ蓋と両サイドのフラップが風防となるため、非常に耐風性に優れたバーナーです。
OD缶はバーナー本体の下部に取り付けるタイプで、設置した状態でOD缶を交換する事が可能となっています。
キャリーハンドルが付いていますので持ち運びも楽ですし、大人数でのグループキャンプ等には持って来いのツーバーナーとなっています。
ツーバーナーにしては実売価格も安く、手に入れやすいのもおすすめなポイントです。

CB缶ツーバーナー
SOTO:2バーナー
何処でも手に入るCB缶を使用する2バーナーで、本体の下部に縦にCB缶を接続するタイプとなっていて、設置した状態での燃料缶の交換もしやすい設計となっています。
出力はパワーガスタイプを使用した場合は、3,300kcal×2の高火力なバーナーで、且つ風防となる蓋と両サイドのフラップにより耐風性に優れた作りとなっています。
折り畳むと非常にコンパクトになり、持ち運びも楽な作りとなっています。

まとめ
今回は、キャンプ用ガスバーナーのシングルバーナーとツーバーナーについてでしたが、いかがでしたか?
それぞれに特徴があり、それぞれに適した使い方がりますので、この記事を参考に、自分に適したバーナーを探す手助けになればと思います。
次回は初心者にお勧めはOD缶のバーナーなのか、それともCB缶なのかについてお送りしたいと思います。
それではまた。

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