
今回は、Yobo爺が使っているクーラーボックスの保冷力をアップさせるため、100均グッズを使って改造した方法をご紹介したいと思います。
実際に改造したのは2024年の6月で、別の記事で昨年ご紹介していますが、改めてこのブログでも紹介し、保冷力をアップ?して夏本番を迎えられればと思います。
改造方法はいたって簡単で、誰でも出来るよう詳しく、そして分かりやすく説明していますので、是非チャレンジしてみて下さい。
それでは始めます。
改造するクーラーBOX
今回改造するクーラーボックスは、「ビールも魚もキンキンに!夏の必需品、クーラーボックスの選び方。」でご紹介したShimanoのスペーザシリーズのスペーザ ライト 350 キャスターです。
アウトドア用やキャンプ用とされているクーラーボックスに比べるとお洒落感はありませんが、保冷力や機能性に関しては釣り用のほうが優れていると思います。

この写真は買ったばかりの時のもので、シールが貼られている状態です。

容量は35Lで、オフショアフィッシング用としては小さいですが、内寸が60cmと長いので、根魚であればそのまま入りますし、大きなブリも頭を落とせば問題無く入ります。

通常の開け閉めのためのロック機構の他に、両サイドにもロック機構が付いていて、密閉性を高める事により保冷力をアップさせています。
アウトドアメーカーのキャンプ用のクーラーボックスでは見られない機構で、釣り用のクーラーボックスの保冷力の高さが伺えます。

蓋は両開きで座っても大丈夫な強度があり、テーブルとしても使用できるなど、キャンプにも使いやすい非常に優れたクーラーボックスです。
スペーザシリーズの中では一番安価なモデルになり、保冷力も当然一番低いモデルですが、お小遣いが少ないため、あまりお金を掛けないよう改造する事を前提にして購入しました。
このような事情もある事から、「安物買いの銭失い。」とならないよう、是が非でも保冷力をアップさせる必要があるんです。
クーラーボックスの保冷力の比較をしている動画や記事が出ていますが、その中には超高価なものと一般的なものを比べても、価格の差ほど保冷力の差はないようなものも目にしたりします。
という事は、上手く行けば上位モデル並みの保冷力になるかも?何て勝手に思ったりしています。
クーラーBOX改造
それでは改造していきましょう。
材 料
改造などと大げさに言っていますが、実際には本体や蓋を解体して、中にアルミテープを貼るだけなので、改造とは言えないようなものです。

これが実際に内部に貼るアルミテープです。
100円ショップで200円で購入したと記憶しています。
長さが10mで厚さが0.1mmのテープを3本準備しました。
この前100円ショップに行ったら、この10mのものは売っておらず、あるのは5mでしたが、何もかも高くなっていて本当に大変です。
ホームセンターで売っているアルミテープのほうが丈夫で良いかもしれませんので、一度覗いてみるのもおすすめです。
それと、解体した際に少しでも隙間があるようでしたら、アルミシートを貼ってみようと思っていたのですが、余っていたシートは3mmと厚過ぎて使えませんでした。

これが余っていた3mmのアルミシートですが、実際には厚過ぎて使いものになりませんでした。
冬になると100円ショップでは色んな厚さのアルミシートが並ぶので、次回の改造アップグレードの際には1mmのものを使ってみたいと考えています。

本体改造
それでは自裁の作業に移ります。
本体解体
まず初めにクーラーボックスの本体を解体していきます。

先ずは作業の邪魔になるハンドルを外します。
ハンドルを立てた状態で、握りこぶしで上から「トンッ」と軽く叩けば外れます。
強く叩く必要は全くありませんので、壊さないよう徐々に力を入れて叩くことをおすすめします。

これがハンドルを取り外した状態です。
ボルトなどを使わずに、ただ単に溝にハマっているだけです。


本体解体前に蓋を外します。
これは非常に便利な機能ですが、キャンプ用のクーラーボックスではあまり見る事がありません。
このような機能に関しては釣り用のクーラーボックスのほうが優れているといえます。

蓋を外したら次は写真の水抜き栓を外します。
プラスチック製のナットをモンキーレンチ等を使って外しますが、この作業が一番面倒です。
モンキーレンチの汚れが付いてしまいましたが、皆さんはこのような事が無いよう気を付けて下さい。
拭けば取れますが。


水抜き栓を外した写真で、無くさないよう水抜き栓とナットを組んだ状態で保管します。

次は、蓋のロックの爪が掛かる部分の金具を外します。
取り外しにはプラスドライバーを使用しますが、これ以降の作業は全てプラスドライバーを使用します。


次は、両サイドにあるロック機構の所にあるボルト2本を外します。
ボルトは小さなやつなので、無くさないように何かに入れておくことをお勧めします。

全てのボルトを外したら、プラスチック製の内枠と、発泡スチロール製の断熱材を外した状態の写真です。
上段:断熱材
中段:本体外枠
下段:本体内枠
以上の3つに分かれます。
この時に、本体外枠と断熱材、本体内側と断熱材に隙間が有ればアルミシートを挟み、無ければアルミテープを貼る事になります。
今回は3mmの隙間が無かったので、アルミテープを貼る事にしました。

本体改造
改造と言っても、先に紹介したようにアルミテープを貼るだけです。

この写真は断熱材の外側5面にアルミテープを貼った写真になります。

断熱材の底の部分の4隅は細かな凹凸があり、貼りずらくて面倒だったので手を抜いて貼りませんでした。
性格的に面倒なことが嫌いなのですが、こういう所がダメなんですね。
断熱材の内側にも貼ろうと考えましたが、貼ってしまってから内枠が入らなくなるのが怖かったので、今回は貼っていません。
次回のアップグレードの際には貼ってみようと考えています。
しかし、内枠が入らなかった場合、貼ったアルミテープを剥がさなければならず、これが本当に大変なので慎重に検討して決めようと思います。


これは本体内枠の外側にアルミテープを貼った写真になります。
内枠に関しては手抜きせずに頑張って貼りました。
これで本体の改造は終わりで、あとは解体した逆の手順で組立てます。

蓋の改造
引き続き蓋の改造に入ります。
蓋の解体
本体と同様に、先ずは蓋の解体を行います。

蓋のパッキンを取り外します。
左右にある蓋を開ける取っ手部分を固定しているボルト全8本(左右各4本)を取り外し、その後取っ手を引き抜いて外します。

残りのボルトを全てプラスドライバーで取り外し、3つに解体します。

これが解体した蓋になります。
尚、組み立てる際はこの逆の手順で行います。
手順を間違えるとはめるのに苦労しますので注意して下さい。

蓋の改造
蓋に関しても、アルミシートを貼る隙間が無かったので、アルミテープだけ貼る事にしました。

断熱材の張れる所全てにアルミテープを貼ります。

これが断熱材の裏側になります。
蓋はほとんど隙間が見られなかったので、蓋の内枠と外枠にはアルミテープを貼りませんでしたが、次回のアップグレード改造の際にチャレンジしてみたいと思います。

改造完了
全ての作業が完了したら、本体と蓋を元通りに組立てます。

組立完了の写真になります。
本体や蓋が歪んでいないか、隙間は空いていないかなど、細かな部分も十分に確認します。
改造に要した時間は約3時間で、思いのほか掛かってしまいました。
使用したアルミテープは、10m×3本=約30mで、要した費用は3本×220円=660円(税込み)となりました。
660円でどれだけ保冷力がアップしているのか楽しみです。
尚、改造前の保冷力に関しては事前に行っています。

おわりに
今回は、クーラーボックスの保冷力アップのための改造の仕方についてでしたが、いかがでしたか?
改造に使うのは100円ショップで売っているアルミテープだけで、改造の仕方も超簡単で誰にでも出来ます。
メーカーによって解体や組み立てのやり方は違うと思いますが、構造的には同じようなものですので、この記事を参考に是非チャレンジしてみて下さい。
次回は、この改造によって保冷力がアップしているのかどうかを、実際に検証してみましたので、是非ご覧になって下さい。
それではまた!

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