スロージギングのメタルジグ完全解説|重さ・形状・カラーの選び方と基本

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 スロージギングの初心者だけじゃなく、ベテランのアングラーでも悩んでしまうのが「メタルジグ選び」ではないでしょうか。

 重さはどれくらいがいいのか?形状の違いは何なのか?カラーは本当に釣果に影響するのか?

 こうした疑問を持ったまま釣りをしていると、ジグが合っていないだけで本来釣れるはずの魚を逃してしまうことも少なくありません。
 
 本記事では、スロージギングにおけるメタルジグの基礎知識から、重さ・形状・カラーの選び方、さらには状況別の使い分けまでを初心者にも分かりやすく解説します。

 この記事を読めば、自信を持ってジグを選べるようになるはずです。

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目 次

スロージギング用メタルジグの基本

メタルジグの役割

 スロージギングにおけるメタルジグは、単なる疑似餌ではありません。

 魚に対して「弱ったベイト」や「逃げ惑う小魚」を演出するための道具です。

 つまり重要なのは「見た目」だけでなく、「動き」が非常に重要で、どんな動きを出せるかが釣果に直結します。 

スロージギング専用ジグの特徴

 スロージギング用のジグは、フォール時にヒラヒラと不規則に動く設計がされていて、その動きによって魚を誘います。

 一般的なジギングジグとの違い

 ハイピッチジャーク用のジグは直線的に動くものが多いですが、スロージギング用のジグは「食わせの間」と「フォール」が命と言っても過言ではありません。

 この違いを理解するだけでも、ジグ選びの精度は大きく上がるでしょう。

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スロージギング用ジグの最大の特徴とは?

フォールアクション(落ち方)の重要性

 スロージギングが、これまでのジギングと決定的に違うのは、「上げ(ジャーク)」ではなく「下げ(フォール)」で食わせる点にあります。

 一般的なジグが素早く沈むのに対し、スロージギング用ジグは水中を「漂う」ように設計されているものがほとんどです。

 弱った魚が「フラフラ」と落ちていく姿を演出し、どれだけ長く魚に見せて、「食わせの間」を作れるかが重要になります。

左右非対称設計の意味

 多くのスロージギング用ジグは、表と裏で形状が異なる「左右非対称」を採用しています。

 片面がフラットで、もう片面が山なりになっているなど、水流の抵抗に差が生まれ、ジグが横を向いてスライドしたり、木の葉のようにヒラヒラと舞いながらフォールします。

 この「不規則な動き」こそが、バイトを誘発する最大の武器となります。

ジグ選びで釣果が変わる

ジグは「唯一魚に見せるもの

 ロッドやリールは、ジグの操作性に影響しますが、魚に直接見えているのはジグだけです。

 つまりジグ選びは、釣果を左右する最も重要な要素と言っても過言ではありません。 

ロッドやリール以上に重要な理由

 どれだけ高性能なタックルを使っても、ジグが合っていなければ魚も興味を持ってくれません。

 逆に言えば、ジグが適切なら多少タックルが合っていなくても釣れることがあります。

合っていないジグで起こるトラブル

 ジグが合っていない事により、トラブルが起こる事があります。


【ジグが合っていない事によるトラブル】

◆ ジグが軽すぎると底が取れなかったり、潮流により流され過ぎたりする
◆ ロッドやリール操作によるアクションが伝わらない
◆ 魚の反応が極端に悪い

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メタルジグの「重さ」の選び方:水深×2~3倍が基本

「水深×2~3倍」を基準に

 スロージギングにおける重さ選びの基本は、一般的に

 「ジグの重量(g)= 水深(m)× 2~3倍」

 と言われていますし、実際に間違いではないと思います。

 ・水深が50m程度の場合  100g~150g
 ・水深が80m程度の場合  160g~240g
 ・水深が100m程度の場合  200g~300g

 以上が標準的な基準になります。

 では、何故「水深の2~3倍」という大きな開きがあるかと言うと、それは「潮流の速さ」「ジグの形状によるフォールの速さ」などによる影響で、最適なジグの重さが変わるからです。

潮の速さや二枚潮への対応

 海の状況は常に変化していて、午前中と午後では全く状況が違う事もありますし、二枚潮(上層と下層で潮の流れが違う状態)に遭遇することも珍しくありません。

【潮流が速かったり、二枚潮の場合】

底が取れない場合は

 ジグの重量を重くしたり、フォールの早いジグに交換する。

ラインが斜めになりすぎる場合は

 ジグの重量を重くしたり、抵抗の少ない細身のジグに変えてみつつ、重さを上げる。
「底が取れる範囲で、できるだけ軽いもの」ではなく、「確実に底が取れ、垂直に近い角度を維持できる重さ」を選ぶのが基本です。

重すぎる場合のデメリット

 ジグが軽い場合は、重いものに変えますが、重ければ良いというわけではありません。

 ジグが重すぎると、動きが単調になり、「食わせの間」が作りにくくなりますし、魚にジグを長い時間見せる事が出来ませんので、喰い付きが悪くなります。

初心者が最初に揃えるべき3つのウェイト

 水深が50m~100m程度のポイントで釣りをする場合、先ずは以下の3つの重量のジグを揃える事をおすすめします。


【最初に揃えるべきジグ重量】

◆ 120g~130g:浅場や潮が緩い場合に使用
◆ 150g~160g:最も汎用性が高く、パイロットジグとして使用
◆ 180g~210g:深場や潮が速い時に使用

メタルジグの「形状」による使い分け

メタルジグの長さによる分類

 メタルジグの長さは「ショート」「セミロング」「ロング」の3種類に分けることが出来ます。

 次の写真は、

上:ショート
  SFCアビス」 150g

中:セミロング
  メジャークラフトジグパラ ショート」150g

下:ロング
  シマノスピードスラッシャー」180g

 「ショート」と「セミロング」は、根魚~青物まで幅広く使われますし、スロージギングに於いては絶対外せないジグと言えます。

 一方、ロング「ロング」は、青物狙いに使用する事がほとんどですが、根魚~青物まで幅広いターゲットを狙うスロージギングの場合、ほとんど使われる事はありません。

メタルジグの断面形状による分類

 メタルジグの断面形状は、非対称の「アシンメトリータイプ」と、木の葉型と言われる「スロー・フラットタイプ」の、主に2種類のタイプに分けることが出来ます。

 次の写真は、その2種類のジグの写真です。

上:アシンメトリータイプ
  ダイワ「鏡牙ジグ セミロング」

下:フラットタイプ
  ネイチャーボーイズ「スローライダー」

 次の写真は、それぞれの断面を写した写真になります。

左:アシンメトリータイプ
  下側がフラット、上側が膨らんだ形状になっていることが分かると思います。

右:フラットタイプ
  平べったいフラットな形状になっていることが分かると思います。

アシンメトリータイプ(非対称)の特徴


セミフラットタイプの特徴

◆ フォールが比較的早いものが多い。
◆ 安定したフォール姿勢によりコントロールしやすいものが多い。
◆ 不規則なスライドアクションや、フラッシングするものがある。

セミフラットタイプが有効な状況

◆ 状況が分からない場合のパイロットジグとして有効。
◆ 潮流が緩い場合。(フォールが遅いものを使用)
◆ 潮流が速い場合。(フォールが早いものを使用)

 アシンメトリータイプのセミロングジグは、潮流が速い場合でも扱いやすいものが多く、パイロットジグとしても非常に有効で、Yobo爺のタックルボックスの7割以上はこの形状のジグです。

 販売されている種類も多く、選択肢が広いのも嬉しいポイントです。

フラットタイプの特徴


フラットタイプの特徴

◆ フォールが比較的遅いものが多い。
◆ 根魚に有効。
◆ 潮流に流されやすいものが多い。
◆ 二枚潮などの潮流が複雑な場合は、底を取れない場合がある。

フラットタイプが有効な状況

◆ 潮流が緩い場合。
◆ 魚の活性が低く、ジグをじっくりと魚に見せたい場合。
◆ ショートのフラットタイプはベイトが小さい場合に有効。

 潮流が速い場合には出番が少ないですが、根魚の活性が低い場合には非常に有効なため、シーズンを通してタックルボックスから外せないジグです。

メタルジグの重心位置による分類

 メタルジグには、「センターバランス」「フロントバランス」「リアバランス」という、3種類の重心位置を持つものがあり、それぞれに特徴があります。

センターバランスの特徴

 「センターバランス」のジグとは、中央部、もしくは中央付近に重心があるタイプのジグの事です。


センターバランスの特徴

◆ フォール姿勢が安定しており、水平姿勢でヒラヒラとしたフォールが得意。
◆ 全体で水の抵抗を受けるため、フォールが比較的ゆっくりなものが多い。
◆ バランスが良く、初心者でも扱いやすい。
◆ フォールが比較的ゆっくりなため、早い潮流は苦手。

センターバランスが有効な使い方

◆ 潮流が緩やかな状況。
◆ ベイトに似せた自然なフォールが効果的な場面。
◆ 活性が低く、ゆっくりとジグを見せたい場合。
◆ 根魚から青物まで幅広く対応。

フロントバランスの特徴

 「フロントバランス」とは、ジグの前側(頭側)に重心があるジグの事です。


フロントバランスの特徴

◆ フォールスピードが比較的早いものが多い。
◆ ロッドワークに対するレスポンスが優れているものが多い。
◆ フォールスピードをコントロールしやすいものが多い。
◆ フォールの姿勢が若干前傾姿勢で、安定しているものが多い。

フロントバランスが有効な使い方

◆ 潮流が速い場合。
◆ フォールスピードを活かした深場狙い。
◆ 逃げ惑うベイトを演出したい場合。
◆ 状況が分からない時のパイロットジグ。
◆ イレギュラーな動きでリアクションバイトを誘発。

リアバランスの特徴

 「リアバランス」のジグは、その名の通り後方側に重心があるジグの事です。


リアバランスの特徴

◆ 3種類のバランスの中では、フォールスピードが最も速い。
◆ 斜め下に鋭く突っ込むようなフォールが特長。
◆ 早巻きやボトムからの素早い立ち上がり姿勢に優れている。

リアバランスが有効な使い方

◆ 二枚潮や潮流が速くて複雑な場合。
◆ 深場狙い。
◆ スピードのある動きに反応が良い場合。
◆ 高速巻きでのリアクションバイト。

重心の違いによる使い方

 初心者の方の使い方としては、明らかに潮が緩い場合は「センターバランス」、潮流が速くて複雑な場合は「リアバランス」、その他の場合や状況がよく分からない場合には「フロントバランス」、というような使い方がおすすめです。

 そのような使い方をしていくうちに、自分なりの使い方が見えてくるはずです。

メタルジグのカラー選びの基本

カラーは本当に重要なのか?

 個人的な考えとしては、「重要だけど優先順位は低め」となります。

 先ずは、その日の潮流等の状況に合った「重さ」「形状」を選択する事が重要になると考えます。

基本の「ゴールド系」と「シルバー系」

 カラー選びの基本は「光の反射」です。


◆ ゴールド系(金・赤金・緑金):朝夕のマズメ時、濁り潮、深場などで有効とされる。
◆ シルバー系:澄んだ潮、日中の光量が多い場面・ベイトがイワシ等の場合。

 個人的には、「シルバー系」が最もいろんな場面で使えるオールラウンダーと言えます。

定番「ゼブラグロー」の効果

 スロージギングで外せないのが「グロー(夜光)」ではないでしょうか。

 特にシマシマ模様のゼブラグローは、ジグが動くたびに「光る・消える」の明滅を繰り返し、魚の視覚を強烈に刺激すると言われています。

 Yobo爺が生息している三陸沖の「タラ」や「サクラマス」狙いにも有効なカラーです。

 しかし、全く魚が反応しない場面があり、かえって「グローが邪魔しているのでは?」という場面もありますので、その場合は万能カラーの「シルバー」などのナチュラル系に変えてみる事をおすすめします。

天候・水質・時間帯による使い分け

 その日の釣り場の状況や、時間帯によっても有効なカラーは違ってきます。


◆ 晴天+澄み潮:ナチュラル系(シルバー・ブルー系など)
◆ 曇り・濁り:アピール系(ゴールド系・レッド・オレンジ・パープルなど)
◆ 深場・曇り:グロー系

裏面のカラーにも注目

 表がシルバー、裏がゼブラグローといった「リバーシブルカラー」も有効です。

 フォール中にジグが回転することで、より複雑でイレギュラーなフラッシング効果を生み出します。

まず揃えるべきカラー

 まず揃えておくべきカラーとしては、「シルバー系」「ゼブラグロー系」「ゴールド系」の3種類があれば、取りあえずは大丈夫と言えます。

 その他は、春の根魚狙いの際の「ブラックやレッド系」、初夏以降の「ブルーやシルバーブルー系」があれば青物はもちろん、ヒラメにも有効です。

ジグの性能を引き出す「フックセッティング」

フロントとリアの両方に付ける理由

 スロージギングでは、フロント側(頭)とリア側(尻)の両方にツインフックを装着するのが一般的です。

 これは「フォール中の水平姿勢になったジグを、魚がいかなる方向から食ってきてもフックが刺さるように」するためだと言われています。

フックサイズの選び方

 フックサイズは、ジグの重量が120g~200g程度の場合には、「#2/0~#4/0」のサイズで問題無いと思います。

 しかし、同じ「#3/0」でもメーカーによってかなり見た目の大きさが違いますので、初心者の方は実際に釣具店に行って、使うジグとのバランスを考えて購入する事をおすすめします。

 次の写真は、Yobo爺のジグとフックのセットに一例です。

 シーフロアコントロール「スパンキー」という150gのジグに、がまかつの「鎌鼬」の#2/0のサイズのフックをセットした写真になります。

 ジグとフックの大きさのバランスとしてはこんな感じになりますので、参考にして下さい。

初心者におすすめジグ5選

 ここからは、初心者におすすめの、比較的安価でありながら実績のあるジグをご紹介していきます。

Daiwa:鏡牙ジグ セミロング

 先ずは、ダイワの「鏡牙ジグ セミロング」の紹介です。

 表裏非対称の「セミロングタイプ」のジグで、根魚から青物、そしてヒラメなど、オールラウンドに活躍してくれます。

 本来は、太刀魚用のジグですが、全ての魚種に対して有効なジグです。

 カラーは、太刀魚に有効な14色展開となっています。

Daiwa:ソルティガ ジャイブチョッパー

 次もダイワの製品で、「ソルティガ ジャイブチョッパー」をご紹介します。

 「ショートタイプ」の「リヤバランス」のジグですので、比較的フォールも速く、様々な状況で融通が利くジグでもあります。

 カラーは16色展開です。

Shimano:スティンガーバタフライ ペブルスティック

 次は、シマノの「スティンガーバタフライ ペブルスティック」の紹介です。

 スリムな「セミロングタイプ」のジグで、比較的大人しいアクションで、水平姿勢を保ちながらフォールするため、初心者でも扱いやすいジグと言えます。

 カラーは11色展開となっています。

Shimano:シックスライド サクラスペシャル

 次もシマノの製品で、「シックスライド サクラスペシャル」をご紹介します。

 サクラマスに有効な、同社の「シックスサイド サクラスペシャル」をセミロング化し、サクラマスに有効なカラーに特化した、リヤバランスのジグです。

 カラーも16色と非常に多く、サクラマスを狙ってみたいという方におすすめのジグです。

Major Craft:ジグパラ バーチカル ショート

 最後は、メジャークラフトの「ジグパラ バーチカル ショート」の紹介です。

 「ショート」とありますが、他のメーカーの「セミロングタイプ」と同じような長さがありますので、あえて「セミロングジグ」としての紹介です。

 150gで1000円程度の安価なジグで、カラーも30色と抱負なので、自分のお気に入りのカラーを選択する事が可能です。

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まとめ:選び方は「重さ」→「形状」→「カラー」

 メタルジグ選びは、「重さで底を取り」 ⇒ 「形状で動きを決め」 ⇒ 「カラーで興味を引く」という3ステップです。

 先ずは、自分の通う海域の標準的な重さを知り、信頼できる「これだ!」という1本を使い倒してみてください。

 ジグの動きがイメージできるようになれば、スロージギングの楽しさは何倍にも膨らみます。

 

 

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