「あと一歩釣れない…」中級者がハマるスロージギングの落とし穴。

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 スロージギングを始めて数年。

 基本のワンピッチやハーフピッチ等を習得し、一通りのターゲットを手にできるようになると、次にやってくるのが「釣果の停滞期」とも言われています。

 「今日は渋いね」と周りが話す中で、一人だけコンスタントに掛け続けるベテランがいますが、その差は一体どこにあるのでしょうか?

 初心者の頃のような単純なミスは減り、基本操作も問題無い、それでも釣果が安定しないのは、実は「中級者特有の思い込みや慣れ」が原因になっていることが少なくありません。

 本記事では、スロージギング中級者が無意識に陥りがちな「釣れない原因」を具体的に掘り下げ、それぞれに対する現実的な対策を解説していきます。

 「なぜ釣れないのか」が腑に落ちた瞬間、あなたの釣りは確実に一段階レベルアップするはずです。

 それでは始めます。

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目 次

中級者の壁

出来ている「つもり」になっている

 中級者になると、ジャークやフォール、着底の取り方など、基本動作は一通り身についています。

 しかしその一方で、「もう基本は大丈夫」という意識が生まれ、動作の精度が雑になりがちです。
 
 基本に忠実なつもりが、実際には着底が曖昧だったり、フォール姿勢が崩れていたり、無意識のうちに雑な操作になっているケースは非常に多いと言われています。

原 因

 基本に忠実に出来ている「つもり」になっている。

対 策

 初心者の頃に戻り、基本に立ち返る。
 泥臭く丁寧な釣りを心掛ける。

釣りが分かった気」になっている

 経験を積むことで、自分なりの「正解」が固まってしまい、それが新しい状況への対応力を奪っていることもあります。

原 因

 それなりに釣果を得られるようになり、気付かないうちに「釣りが分かった気」になっている。

対 策

 一度ビギナーの頃のように、基本に立ち返ってみる。
 また、なぜ釣れたのか、なぜ釣れなかったのかを考える癖を付ける。

リズムが固定化されている

 中級者ともなると、ロッドの反発を活かした美しいジャークができるようになります。

 しかし、これが曲者で、一定のリズムで刻み続けるジャークは、人間にとっては心地よいものですが、魚にとっては「見慣れた不自然な動き」になる場合があります。

原 因

 常に同じ入力(力加減)、同じスピード、同じフォール時間で釣りをしている。

対 策

 「食わせの間」を意図的にズラす工夫が必要。
 ハーフピッチの中にスローなロングフォールを混ぜたり、上げの動作で追わせ、一瞬の「食わせの静止」を入れるなど、あえてリズムを崩す「アンバランスな動き」でリアクションバイトを誘う。

 スロージギングの真髄は「変化」にあり言っても過言ではありません。

 魚が追ってきていると仮定し、どこで口を使わせるかを逆算してリズムを組み立てる事も必要です。

ジグを「動かしすぎ」ている

 中級者ともなるとアクションの引き出しが増え、「何かしなければ釣れない」という意識が自然と強くなります。

 その結果、必要以上にジグを動かし、魚に食う「間」を与えていないケースがあります。

原 因

 変にジグを動かし過ぎたりして、魚がジグにアタックする「間」を与えていない。

対 策

 ジャークの後に、ジグがステイする「間」を与える意識で操作する。
 「何もしない瞬間」が、バイトを引き出すきっかけになる場合がある。

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ジグは本当に動いている?

 水深や潮流によって、同じ150gのジグでも、ロッドへの負荷は劇的に変わりますので、自分が思い描いているようにジグが動いていない場合が多々あります。

 あなたのジグは、本当に動いていますか?

原 因

 潮の抵抗を考慮せず、ロッドの反発が死んでいる(もしくは強すぎる)。

対 策

 ジグの重さではなく「その時の引き抵抗」でロッドを選ぶ事をおすすめします。
 二枚潮などの複雑な潮流の場合は、1番手上のロッドを使い、重くなったジグをしっかり跳ね上げる。
 また、潮が緩い場合は、柔軟なロッドを使うなどして、ジグが飛びすぎないように注意する。

 特に、PEラインが受ける水圧を計算に入れることが重要で、ラインにかかる抵抗は無視できない数値になります。

 これを感覚だけでなく、穂先の戻り具合で冷静に判断できるようになると、中級者からの脱却が見えてきます。

潮を「見ているつもり」で見ていない

 実際の潮の動きや向きなどを読み切れていない方は多いものです。

 その結果、ジグの重さやロッド操作が潮に合っていない場合があります。

原 因

 タイドグラフ(潮位表)に頼り過ぎて、その数値により潮を読んでいる。
 潮の向きと風の向き、船の流され方などを見て、実際の潮を見ていない。

対 策

 タイドグラフはあくまでも参考とし、現場の潮流や向き、ジグの流され方によって本当の潮を読む。

固定観念

 ヒラメは「とりあえず底を取って3メートルまで探る」、「ソイは底から5m」など、知らず知らずのうちにそのような固定観念を持ってしまい、釣果を妨げている可能性があります。 

 ターゲットによって、またその日の活性によって、魚が意識しているレンジは刻一刻と変化します。

原 因

 魚がどの層でベイトを追い込んでいるか、想像が足りていない。

対 策

 「面」ではなく「点」で攻める意識を持つことも重要です。
 いつものように「底から5mまで」を攻めても反応が無い場合、思い切ってレンジを10m程度まで上げるなど、いつもと違う攻め方をするのも重要です。
 魚は自分が思っているよりはるかに上を意識している場合があるものです。 

バイトを「待ちすぎて」いる

 中級者になると、「違和感があってら少し我慢して待つ」という意識が働いている方がいます。

 それによりm、結果的にフッキングのタイミングを逃しているケースが多々あると思われます。

原 因

 魚がしっかりとジグを咥えるまで「待ち過ぎている」場合がある。

対 策

 違和感を感じたら、思い切って「聞きアワセを入れる勇気」も必要です。

メンタルと集中力

 スロージギングは非常に繊細な釣りですので、疲労によるフォームの乱れや、釣れないことへの焦りはがジグの動きに現れると言われています。

原 因

 集中力が切れ、ジャークが雑になっている。

対 策

 適度な休憩を取り、隣のアングラーと会話したりして、気分転換を図る。
 また、休憩時に上手なアングラーの釣りを見て研究するなどする。

まとめ:ちょっとした修正が爆釣への最短距離

 今回は、「いま一歩釣れないんだよなー・・・」という、スロージギングの中級者が陥る「落とし穴」についてでしたが、いかがでしたか?

 スロージギングにおいて、「中級者」と「上級者」の差は、決して大きな技術の差ではないと思います。

 「潮を読み」、「タックルを合わせ」、「リズムを変える」等々、一つ一つの微細な調整の積み重ねが非常に大事になります。

 もし今、「釣れない」と壁にぶつかっているのなら、それは進化するためのチャンスでもあります。

 いつものルーティーンを一度捨て、今一度海の中を想像しながらリールのハンドルを回してみることで、驚くほど素直に、魚からの回答が返ってくるかもしれません。

 それではまた!

 

 

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