魚は触るのに掛からない。スロージギングのフッキング率向上術!

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 スロージギングを続けていると、誰もが必ず直面するのが「アタリはあるのに、なぜかフッキングしない」という状況です。

 「コンッ」とした小さな前アタリ、「モゾッ」とした違和感、ジグが一瞬だけ重くなる感触、確かに魚はそこにいるのに・・・。

 それなのにアワセても魚は乗らず、次第に焦りが生まれ、操作は雑になり、結果としてさらにフッキング率が下がってしまう。

 実はこの現象、単純に「運が悪い」「魚が小さい」だけでは片付けられません。

 フックセッティングやジグの操作、タックルバランス、そして魚の活性や捕食状態など、いくつもの要素が複雑に絡み合っています。

 この記事では、スロージギング初心者から中級者の方に向けて、「アタリはあるのに掛からない時」に見直すべきポイントを段階的に解説します。

 掛からない時間を無駄にせず、次の一本につなげるための考え方と実践的アプローチを、できるだけ分かりやすくまとめましたので、最後までご覧下さい。

 それでは始めましょう!

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目 次

「アタリ」=「食っている」とは限らない

 「アタリ」はあるのに魚が掛からない状況の場合、以下の事が考えられます。

触っているだけのバイト

 スロージギングでは、魚がジグを咥える前に、まず触って確認することがよくあると言われています。

 特に根魚やスレた個体は、いきなり強く食うことは少なく、歯や唇、ヒレなどで軽く触れるようなバイトが多発するように思います。

 この段階で強く合わせてしまうと、「違和感=危険」と学習させてしまい、次のチャンスを失うこともあると考えられます。

追尾・威嚇・ついばみ系のアタリ

 ジグの後ろを追いかけてきて、「軽く突く」「小さく噛む」「つつくだけ」といったアクションも、アタリとして手元に伝わります。

 特に潮が緩い時や、プレッシャーが高い日は、このようなバイトが増える傾向にあるように思います。

 この場合、「掛からない」のは異常ではなく、「魚の都合」による場合であることを理解する必要があります。

アタリはあるのに掛からない…スロージギングあるある

 スロージギングにおいて、アタリが出ているということは「魚がジグを認識し、何らかの反応を示している」と言う状態であり、完全に無反応な状況と比べれば、実はかなり前向きなサインとも言えます。

 ではなぜ「魚は触っているのに掛からない」という現象が起きるのか、原因は大きく分けて3つに集約されると言われています。

フックが仕事をしていない

 最も多いのが、フックそのものの問題だと個人的には思われます。

 針先が鈍っている、あるいはジグやターゲットに対してフックのサイズや形状が合っていない場合、魚が口に触れても刺さらない場合が多いように思います。

 スロージギングはフォールでのバイトが多く、魚がジグを吸い込む力が弱い場面も多いため、フックの「掛かり」の良さがすべてを左右すると考えられます。

食わせの間と姿勢のズレ

 ジグの動きが速すぎたり、逆に糸ふけが出すぎていて、ジグが不自然な動きをしていたりすると、魚がジグを捕食し損ねる場合が多いように感じます。

 これは、いわゆる「ミスバイト」であると考えられます。

 また、ジグが横を向いている時間が短すぎる場合、フックが魚の口に入る確率が下がってしまうと考えられます。

合わせのタイミングとロッドの反発

 アタリを感じた瞬間に体が反応してしまい、強引にロッドを煽るのも、フッキングに持ち込めない要因と考えられます。

  特に高弾性で反発力が強いロッドの場合、即アワセをするとジグが魚の口から弾き飛ばされてしまうことが多いように思います。

フッキング率向上のためのアプローチ

 それでは、フッキング率向上のためのアプローチをご紹介していきます。

アプローチ1:フックセッティングの再点検

 全ての釣りに於いて、フックは「消耗品」であり、ここを疎かにしては、どんなに高級なロッドやリールを使っても魚は獲れません。

フックは万全か

 基本中の基本ですが、最も見落とされがちなのが「針先(ポイント)の鋭さ」です。

 根掛かりを外した後や、数匹魚を釣った後、針先は目に見えないレベルで丸くなっています。ので、「爪の上に針先を立てて、滑らずに刺さって止まるか」を頻繁にチェックしてください。

 少しでも滑るようなら即針先をフックシャープナーで砥ぐか、フックそのものを交換して下さい。

 また、海水による腐食も大敵であり、錆びが見えなくても、金属疲労で強度が落ちていることがあるため、釣行ごとに十分確認する事をおすすめします。

アシストラインの長さとバランス

 スロージギングでは、フロントとリアにそれぞれダブルフックを装着するのが標準ですが、このアシストラインの「長さ」が重要になります。

 フロントとリアのフックが、ジグの真ん中で重ならない程度の長さを選ぶのが基本とされています。

 しかし、アタリがあるのに乗らない時は、あえて少し長めのアシストラインにして、魚が吸い込みやすくする工夫も有効な場合があります。

 しかし、あまり長くしてしまうと、フロントとリアのフックが絡んでしまい、釣りにならなくなりますので注意が必要です。

ターゲットに合わせたフックサイズの選定

 「大物狙いだから」と言って、常に大きなフックを付けている場合もフッキング率が低くなります。

  フックが大きすぎると、水中でフックがジグの動きに追従せず、魚が吸い込んだ時に口に入りきらないことが考えられます。

 逆に小さすぎると、魚の唇の薄い部分にしか掛からず、身切れの原因になります。

  ジグの大きさに関しては、「ジグの幅よりも少しだけ外側に針先が出るサイズ」が一般的と言われていますが、魚の活性が低い時は1サイズ落とすなど、柔軟な選択を心がけましょう。

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アプローチ2:ジグの動き

 アタリがあるということは、魚の目の前にジグは届いています。

 しかし、あと一歩「乗らない」のは、ジグの動きが魚の捕食リズムとズレている事が考えられます。

「食わせの間」が短い?

 スロージギングの真髄は、ジグが横を向く「滞空時間」にあります。

 アタリが乗らない時は、ロッドを跳ね上げた後の「間」が不十分で、ジグがすぐに落下し始めている可能性があります。

 ハンドルを巻いた後、ロッドのティップ(穂先)が戻る瞬間をしっかり待ち、ジグが水中でふわふわと漂う「無重力状態」を長く作ることを意識する事でフッキング率が向上する事が考えられます。

 この「間」が、スロージギングでは非常に大事になります。

ジグのフォールスピード

 同じ形状のジグでも、重さを変えるだけでフッキング率が変わる場合が多々あります。

【ジグを重くするメリット】

 潮が速い場合、ジグを重くする事で潮流に流されにくくなりますし、ラインが真っ直ぐ張るため、小さなアタリを取りやすくなり、合わせがダイレクトに伝わります。

【ジグを軽くするメリット】

 潮が緩い場合、ジグを軽くする事でフォールスピードがゆっくりになり、吸い込む力が弱い魚でもフックを口に入れやすくなります。
 アタリはあるが掛からない時、まずはジグを少し軽くして、より「スロー」に見せる事でフッキング率が向上する場合があります。

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ジグのカラーチェンジ

 「ジグのカラーは釣果に関係ない」という意見も多くありますが、スロージギングにおいてジグのカラーは重要だと個人的には考えています。

 同じような形状のジグを同じようにアクションさせても、「○○〇カラー」にだけ反応があるという状況を何度か経験しているからです。

アタリが頻発するのに乗らない場合は、あえてオーソドックスなシルバー系や、シルエットがはっきりするレッドやブラック系に変えてみるなど、様々変えて見る事も大事です。

アプローチ3:ロッドワークとリーリング

 魚のアタリw感じた瞬間の「自分自身の反応」を少し変えるだけで、フッキング率は劇的に向上する場合があります。

「即アワセ」が裏目に出る理由

 スロージギングのターゲットである根魚や青物は、一度ジグを噛んでから反転したり、深く吸い込んだりする動作をすると言われています。

 「コツッ」という最初のアタリは、まだ魚がジグの端を突いているだけかもしれません。

 ここで鋭くロッドを煽ってしまうと、針先が滑って外れてしまう可能性が高くなるという事です。

 「アタリがあっても一瞬待つ」、あるいは「合わせるのではなく、重みを感じるまで巻き続ける」事が、フッキングの確率を高める事に繋がる可能があります。

巻き合わせとロッドの反発

 最近のスロージギングは、ロッドで合わせるのではなく、リールのハンドルを高速で回転させて掛ける「巻き合わせ」も重要になります。

【巻きアワセ】

◆ アタリを感じたら、ロッドティップを海面に向ける。

◆ リールのハンドルを2〜3回転、力強く巻く。

◆ 魚の重みがしっかり乗ったことを確認してから、ロッドをゆっくり立てて追い合わせを入れる。

 この方法なら、ロッドの反発でジグを弾いてしまうようなミスを防げる可能性があります。

 水深が100mを超えるような深場(ディープエリア)では、ラインの伸びがあるため、特にこの巻き合わせが有効と言われています。

ラインスラック(糸ふけ)

 スロージギングは意図的に糸ふけを作る釣りですが、これが糸ふけが出過ぎるとフッキングの障害になります。

 特に風が強い日や潮が速い日は、空中に出ているラインが風に煽られ、水中でも大きな弧を描いてしまいます。

 この状態で合わせても、糸の「たるみ」を回収するだけで終わる場合が多くなります。

 「ジグの重みを感じられるギリギリのラインスラック」を常に意識するよう、サミング(スプールを指で押さえること)等で調整する必要があります。

アプローチ4:タックルバランスの見直し

ロッドの追従性

 硬過ぎるロッドは、ロッドティップの追従性が悪く、魚がジグを咥えても違和感を感じやすいため、口を使い切る前にジグを離してしまう事が多くなると言われています。

 スロージギングでは、ロッドが仕事をする場面が非常に多い釣りですので、硬すぎるロッドはおすすめしません。

ラインシステム

 ラインが太いほど、ジグの動きは不自然になりますし、潮流の影響を受けやすくなり、魚のを繊細なアタリを見逃してしまう事が多くなります。

 特に低活性時は、ワンランク細くするだけでアタリの質が変わることも珍しくありませんので、必要以上にラインやリーダーを太くするのはおすすめしません。

ドラグ設定

 ドラグが緩過ぎる場合、フックが貫通する前にラインが出てしまい、フッキングせずに魚に逃げられてしまう事があります。

 今一度、ドラグ設定を見直してみて下さい。

 しかし、サクラマスのような口が弱い魚に関しては、ドラグを緩めに設定しておかないと、口切れして逃げられる場合がありますので注意して下さい。

アプローチ5:追い食いを誘う

 もしアタリがあったのに掛からなかったら、そこで動きを止めずに、そのまま「誘い上げる」のも、場合によっては非常に重要なテクニックでもあります。

 魚が一度ジグに触れたということは、捕食スイッチが入っている証拠です。

 フッキングに失敗した直後、あえて少し速めのピッチでジグを数メートル「誘い上げ」る事で、魚の捕食スイッチが入る場合がります。

  逃げるベイト(餌)を演出することで、魚は「逃がしてなるものか!」と、より激しく、より深くジグを追い食いしてくる場合があります。

 この「追い食い」によるバイトは、最初のバイトよりも深くフッキングすることが多いと言われています。

まとめ:その1匹を手にするため

 スロージギングは、海中の情報をタックルを通じて読み解く、非常に知的なゲームでもあります。

 「アタリはあるけど乗らない」という現象は、魚からあなたへの「もっとこうしてほしい」というヒントなのかもしれません。

 今回ご紹介したアプローチを一つずつ試していくことで、今まで「原因不明のバラシ」で終わっていたものが、確かな「獲った1匹」へと変わっていくはずです。

 スロージギングに「正解」はありませんが、「対応策」は無限にあります。

 是非現場でのトライ&エラーを楽しみながら、フッキングの達人を目指してください。

 皆さんのロッドが心地よく弧を描く瞬間が、1回でも多く訪れることを願っています。

 

 

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