スロージギング釣行の際の迷惑行為&迷惑行動。それ絶対にやめて!

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 海の上では、一人ひとりが気持ちよく釣りを楽しむために「マナー」が欠かせません。

 特にスロージギングは繊細な釣り方だけに、周囲の状況や他のアングラーとの距離感が釣果にも直結します。

 スロージギングの人気が高まるにつれ、釣り場や遊漁船でのトラブルも増えているのが現状ですし、特に初心者の方は、知らず知らずのうちに周りに迷惑をかけてしまっている可能性もあります。

 今回は、スロージギング釣行でよく見られる迷惑行為や迷惑行動、そしてそれを防ぐためのポイントについて掘り下げて行きたいと思います。

 それでは始めます。

目 次

迷惑行為を防ぐことの大切さ

 スロージギングは、遊漁船(乗合船)に乗って沖に出て行う釣りです。

 限られたスペースに多くの釣り人が同乗し、1日中同じ船の上で過ごすため、ちょっとした行動が他の釣り人や船長にとって迷惑になることがあります。

 「そんなつもりじゃなかった」という無意識の行動でも、船の上ではトラブルの原因になりがちで、特に初心者の方はルールや暗黙のマナーを知らずにやってしまうケースも少なくありません。

 トラブルが起きてしまうと気分が落ち込み、結果釣りに集中出来ず、せっかくの一日が台無しになってしまいます。

 そんな事にならないよう、最低限のルールやマナーを守り、コミュニケーションを取りながら、楽しく釣りをする事で、皆が気持ち良く釣りをし、気持ち良く家に帰ることが出来るのです。

予約の際の迷惑行為

ドタキャンや遅刻連絡の放置

 これは、最も基本的なマナー違反です。

 遊漁船は、定員制で運行していますので、直前のキャンセルや無断欠席は、船長に大きな損害を与えるだけでなく、他の乗船者にも迷惑がかかります。

 安易なキャンセルは、他のアングラーがその日乗船できる機会を奪うことになりますので、やむを得ずキャンセルする場合は、できるだけ早く、そして必ず船長に連絡を入れましょう。

複数の船を仮押さえ

 これもドタキャンと同じく、他のアングラーの機会を奪う迷惑行為です。

 特に人気の船の場合、複数の船を仮押さえしておいて、直前に一番都合の良い船を選ぶといった行為は絶対にやめましょう。

同乗者への配慮不足

 初心者の方がやりがちなのが「タックル等の持ち込みすぎ」です。

 タックルを何本も持ち込むと場所を取り、他の釣り人の迷惑になりますので、メインタックルと予備タックル、そしてタックルボックスとクーラーボックスの必要最低限の持ち物として下さい。

初めての利用での確認不足

 「料金に氷は含まれている?」「ライフジャケットは借りられる?」などの確認不足が、当日トラブルに直結します。

 確認が必要な事は、事前に船長から十分に確認しておく事が重要です。

正確な連絡先

 緊急連絡が必要な場合や、天候不良で出船中止になる場合など、船長から事前に連絡が入ることがあります。

 その際、連絡先を間違えたり、意図的に違う連絡先を伝えるなどの行為は、トラブルの原因になりますので、正確な連絡先を伝えるようにしましょう。

乗船時にありがちな迷惑行動

遅 刻

 集合時間厳守は、釣りだけでなく、社会人としての基本です。

 遅刻は、船長や他の乗客に迷惑をかけるだけでなく、出船時間全体を遅らせる原因になりますので、万が一遅れそうな場合は、必ず事前に船長に連絡を入れましょう。

乗船時の挨拶

 挨拶は、人との付き合いの最も基本的で、最も大事なコミュニケーションです。

 船長や他の乗客への挨拶は、円滑なコミュニケーションの第一歩ですので、「おはようございます」や「よろしくお願いします」といった一言で、その日の釣りの雰囲気がぐっと良くなります。

 周囲の釣り人とコミュニケーションを取る事で、普段は得られないような情報を聞くことが出来るかもしれませんので、挨拶はしっかりと行うようにしましょう。

釣り座の勝手な変更

 遊漁船では、予約順や抽選などで釣り座が決められることが多いので、指定された場所以外に勝手に座ったり、荷物を置いたりする行為は、他のアングラーとのトラブルに発展する可能性があります。

 また、事前に釣り座を聞いていても、つい間違って座ってしまう事がありますので、当日の乗船時に再度船長から釣り座を確認して下さい。

荷物の広げすぎ問題

 船上は狭く、スペースが限られていますので、必要最低限の荷物にまとめ、他の乗客の邪魔にならないように配慮する必要があります。

 特に大型のクーラーボックスや複数のタックルは、事前に船長に確認しておくのが無難です。

ライフジャケット未着用や安全意識の低さ

 ライフジャケットは法律で着用が義務化されていますので、「ちょっとくらい大丈夫だろう」などと、ライフジャケットを着ないのはNG行為です。

 乗船前に正しく着用出来ているか確認し、乗船して下さい。

 なお、ライフジャケットが無い方は、事前にレンタル可能かどうか、確認しておいて下さい。

実釣中の迷惑行為とその防止策

オマツリ(ラインの絡まり)時の対応

 船釣りでは、隣の釣り人と仕掛けやラインが絡むことを「オマツリ」と呼び、初心者のうちは避けられないトラブルですが、謝罪や対応をしないのはもっと迷惑です。

 万が一、他のアングラーと糸が絡んでしまった場合は、落ち着いて対応する必要があります。

 先ずは「オマツリしました」と周りに声をかけ、絡まった糸を無理に引っ張ったり、切ったりすることは避け、お互いに協力しながら解くようにして下さい。

釣り座移動や割り込み

 「隣の釣り座が釣れてるから」と勝手に場所を移動するのは最悪な行為ですし、トラブルになるのは間違いありません。

 釣り座の移動や割込みは絶対にしないようにして下さい。

無用な騒音を立てる

 船上では、意外と音が響くものです。

 大きな声で話したり、音楽をかけたり、ロッドやリールを乱暴に扱ったりする行為は、他のアングラーの集中を妨げますので、無用な音を立てないようにしましょう。

大声・喫煙・飲酒トラブル

 釣りの最中に大声で騒いだり、船内での喫煙マナーを守らないなど、他の釣り人へ迷惑を掛けるような行為は絶対しないようにして下さい。

 また、飲酒に関しては禁止している遊漁船が多いので、事前に確認が必要ですが、仮に飲酒が許されているとしても、飲みすぎて迷惑をかける行為は絶対にNGです。

ゴミやタバコのポイ捨て

 ゴミやタバコのポイ捨ては、釣り場に限らず何処でもマナー違反ですので、絶対にしないで下さい。

 また、タバコを吸う場合は、必ず指定された場所で吸い、吸殻は携帯灰皿などで持ち帰りましょう。

 釣りの最中に出たゴミや飲み物の空き缶などは、基本的に自分で持ち帰るか、船に設置してある場合は、そのゴミ箱に捨てるようにします。

 海にゴミを捨てることは、環境破壊にも繋がりますので、絶対にNGです。 

帰港・下船時の迷惑行為

釣った魚の処理

 船によっては、釣った魚の血抜きや処理をする場所が設けられていますので、他のアングラーの迷惑にならないよう、所定の場所で手際よく行いましょう。

 また、下処理が終わったら、その場を奇麗に掃除して、次の釣り人に譲って下さい。

釣り座やデッキを汚したまま下船

 釣りが終わった後は、船のデッキを海水で洗い流すのが一般的ですので、船長が清掃を始める際には、積極的に手伝う事が重要です。

 下船時は、自分が使用した場所の周囲にゴミが落ちていないか再度確認してから船を降りるようにしましょう。

片付けが遅すぎる

 片付けが遅すぎると、船長だけでなく他の釣り人にも迷惑を掛けてしまいます。

 下船時にモタモタしていると、他の釣り人が下りられなかったり、船長も最後の点検などが出来なかったりしますので、手際よく片付ける必要があります。

 また、綺麗に片付けられなかったりした場合は、取りあえずタックルボックスへ収納し、下船後に整理するか、又は自宅に帰ってから片付けるようにして下さい。

忘れ物

 船に忘れ物をしてしまうと、船長が誰の忘れ物なのか皆に連絡を取る必要があり、場合によっては船長がその忘れ物を送付するなど、迷惑を掛けてしまいます。

 そうならないよう、忘れ物が無いか十分に確認して下さい。

船長や同船者へのお礼

 一日お世話になった船長や同船者に「ありがとうございました」の一言があるだけで印象が大きく変わります。

 船長には「ありがとうございました」、同船者には「お疲れ様でした」などと挨拶するだけで、一日を楽しく終えることが出来ますし、次回も楽しく釣りが出来ます。

初心者が迷惑を避けるための心構え

以下の事を心掛けるだけで、ほとんどのトラブルは避けることが出来ると言っても過言ではありません。

「自分だけが楽しむ」ではなく「みんなで楽しむ」
 お互いが周囲を意識するだけで雰囲気が良くなります。

船長=先生、仲間=チームという意識
 船長の指示は安全と釣果のためですので、わからないことは遠慮なく聞きましょう。

事前準備とマナー意識が快適な釣りをつくる
 忘れ物を減らす、基本的なマナーを守るだけで「また一緒に行きたい人」になれます。

 今回紹介したトラブルは、釣りだけでなく、人間が生活していく中で必要なマナーやルールを守るだけで、ほとんどが防げるものです。

 お互いを思いやる気持ちが最も大事になります。

まとめ:気持ちよく釣るために大切なこと

 今回は、スロージギングに於ける迷惑行為や迷惑行動、そしてその防ぎ方についてでしたが、いかがでしたか?

 スロージギングは、自然を相手にする素晴らしい趣味です。

 自分だけが楽しむのではなく、船長や他のアングラー、そして自然への敬意を払うことで、さらに奥深く、楽しいものになります。

 今回ご紹介した心得は、特別なことではありませんし、少しの気遣いと配慮があれば、誰でも実践できることばかりです。

 これからスロージギングを始める皆さんが、気持ちよく、そして安全に釣りを楽しめることを心から願っています。

 それでは皆さん良い釣りを!

 

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