【徹底レビュー!】FWのマイクロキャンプストーブの魅力と実力。

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 ソロキャンプやUL(ウルトラライト)志向のキャンパーにとって、装備の軽量化・小型化は避けて通れないテーマです。

 そんな中、驚異的なコンパクトさと軽量さ、安定した火力を両立したシングルバーナーが、Iwataniの技術が詰まったアウトドアブランド、FORE WINDSマイクロキャンプストーブです。

 手のひらにすっぽりと収まるほどのサイズでありながら、出力は2,000kcal/hで、朝のコーヒーから本格的な調理まで、ソロやデュオキャンプなどの少人数の食卓をしっかりと支えてくれます。

 携帯性や火力、燃費や安全性、そしてCB缶の利便性まで、購入前に知っておきたい情報をすべてお伝えします。

 小さなボディに詰まった「本格ギア」の実力を、是非最後までご覧下さい。

 それでは始めます。

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目 次

FORE WINDSのマイクロキャンプストーブ」とは?

 FORE WINDS は、岩谷産業(Iwatani)が展開するアウトドアブランドで、ガス器具メーカーとして培ってきた技術を活かし、「使いやすく・安全で・美しい」キャンプギアを提案しています。

 その中でもマイクロキャンプストーブは、シリーズ最小・最軽量のモデル。軽量コンパクトながらも、安定した火力を備えた本格派のシングルバーナーとして人気を集めています。

 手のひらサイズの小さなボディに、Iwataniらしい信頼性と堅牢さを凝縮した、まさにソロキャンプのための一台と言えるギアです。

マイクロキャンプストーブの特徴

 それでは、マイクロキャンプストーブの特徴などをご紹介していきます。

製品仕様

【スペック】

●最大発熱量:2,000kcal/h
●本体重量:186g
●連続燃焼時間:約120 分(カセットガス FORE WINDS ノルマル使用時)
●使用時寸法:(幅)109×(奥行)109×(高)122mm
●収納時寸法:(幅)71×(奥行)57×(高)120mm
●使用できる鍋の大きさ:目安として18cmまで(鍋底が16cm以下)
●点火方式:2アクション圧電点火方式
●使用燃料:CB缶ガス燃料(カセットボンベ)

外 観

 次は、外観を見ていきます。

 左側がFORE WINDSコンパクトキャンプストーブ、右側が今回ご紹介する同社のマイクロキャンプストーブのハードケースになります。

 

 マイクロキャンプストーブのほうが小さいことが分かります。

 ハードケースから取り出した状態です。

 収納した状態だと、それほど大きさは変わらないように見えます。

 

 組み立てると、ゴトクや脚の大きさが全く違う事が分かります。

 上から見た写真ですが、ゴトクの大きさ(径)がこれだけ違います。

 一見すると、クッカーを載せて調理が出来るのか、ちょっと不安になりそうです。

 しかし、小さいながらも4本ゴトクという点は、嬉しいポイントです。

 コンパクトさを追求するために、ゴトクを3本にしているストーブもありますが、小さいクッカーを載せる場合でも、4本の方が安定して使いやすいです。

 これがCB缶をセットした状態になります。

 本体だけだと脚も小さくて安定性が無いように感じられますが、CB缶をセットすると安定感が増します。

圧倒的な携行性

 マイクロキャンプストーブの最大の魅力は、コンパクトさと携帯性です。

 重量は約186g、収納時はポケットにも収まるほどのコンパクトサイズで、専用ケースに収納すれば、まるでカメラのアクセサリーのように感じるくらいです。

 バックパックの隅に入れてもかさばらず、登山やツーリングキャンプでも負担になりませんし、組立も非常に簡単で、あとはガス缶を装着するだけです。

 「手軽にお湯を沸かしてコーヒーを淹れる」というキャンプの小さな幸せを、どこでも手軽に楽しめる携帯性が嬉しい限りです。

十分な火力と防風性

 「小さい=非力」と思われるかもしれませんが、マイクロキャンプストーブの火力は必要十分なもので、最大出力は約2,000kcal/hと、湯沸かしから簡単なソロキャンプ飯まで、全く問題無く調理可能です。

 炎は直噴型で、バーナーヘッドの周囲には風防がありますので、風にも比較的強い設計となっています。

 見て分かる通り、同社のコンパクトキャンプストーブほどではありませんが、ヘッドの周囲に風防が設けられていますので、コンパクトなストーブにしては風に強い作りになっています。

 火力調整バルブは滑らかで、弱火から強火までのコントロールもしやすいのが特徴。

CB缶の手軽さと低燃費

 使用燃料は、コンビニなど、何処でも入手できるCB缶ガス燃料(カセットガス)ですので、コストが安く、全国どこでも調達できるため、長期キャンプや災害用の備えにも最適です。

 また、普通のCB缶で連続120分も燃焼する低燃費なのも魅力で、連泊にも十分に対応可能です。

輻射熱について

 輻射熱に関しては、コンパクトキャンプストーブの記事の際にも触れましたが、Iwataniの公式見解によると「取扱い説明書に記載された条件で使えば遮熱板は不要」とされています。

 室温30度の環境で、直径22cmの鍋を使用しても、ボンベ温度は安全な範囲内(25〜35度)に収まるが、使用条件的には鍋サイズはφ18cm(鍋底φ16cm)まで。
 この範囲内で調理を行う限り、遮熱板を使わなくても安全に使用できる設計になっています。

 ガスを扱うプロの公式見解ですので、取扱い説明書に記載してある通りに使う分には全く問題ないということですが、心配な方は、別売りの遮熱板を購入するか、遮熱テーブルを利用すして下さい。

 個人的には、CB缶上部のデッドスペースを解消できる、遮熱テーブルを使う事をおすすめします。

 これはYobo爺が使っている遮熱テーブルです。

 この遮熱テーブルは、コンパクトキャンプストーブマイクロキャンプストーブ、そしてSOTOレギュレーターストーブST-310にも使えるので、非常に便利です。

 ソロクッカーやシェラカップを置くことが出来るので、調理の際はもちろん、食事の時にも非常に便利です。

マイクロキャンプストーブ使用感レビュー

 それでは実際に使用した感想をご紹介します。

組 立

 初めてケースから取り出して組立てる場合でも、直感的に簡単に組み立てることが出来ますし、同社のコンパクトキャンプストーブより楽に組み立てる事が出来ました。

 慣れれば誰もが10秒も掛からないで組立が可能でだと思います。

点 火

 点火は、圧電点火装置が付いていますので、ワイヤー製のバルブをひねりガスを出し、点火装置を押すだけで、簡単に点火できます。

 スイッチの反応も良く、一発で着火しますが、冬期などの低温時には点火できない場合がありますので、注意が必要です。

 これがマイクロキャンプストーブの点火装置と燃料バルブです。

 以前紹介した同社のコンパクトキャンプストーブのものとほとんど同じ構造です。

✦ 燃 焼

 カタログ上の火力は最大で2,000kcal/hとなっていますが、実際には数値以上にパワフルな印象を受けます。

 風防のおかげで、少し風が吹いていても途切れることなく安定して燃焼していますので、安心して調理が可能です。

 また、燃料バルブの感触も良く、弱火から強火まで、微妙な火加減も自在に調整可能です。

 マイクロキャンプストーブを全開にした時の炎の状態です。

 直噴型の炎で、カタログ上の出力より強い印象を受けます。

本体の安定性

 本体の安定性は、ストーブ本体と3本の脚が小さいため、同社のコンパクトキャンプストーブや、SOTOレギュレーターストーブST-310と比べると、どうしても安定感に欠けます。

 しかし、簡単に転倒するような不安定さは無く、テーブルなどのフラットな場所で使用する場合は特に問題はありませんが、その他の場所で使う場合は、平らな場所で、脚をしっかりとの接地させて使用して下さい。

調理時の安定性

 調理時の安定性に関しては、本体のコンパクトさと同様に、ゴトクも小さいため、あまり大きなクッカーを載せての調理はおすすめしません。

 マイクロキャンプストーブのゴトク径は、写真の通り約9.5cmとなっています。

 同社のコンパクトキャンプストーブは約16cm、SOTOレギュレーターストーブST-310は約12cmでしたので、大分小さいことが分かります。

 これは、プリムスライテック トレックケトル&パンを載せたもので、底の径が約12cmとなっていて、これでジャストフィットという感じです。

 これは、スノーピークアルミパーソナルクッカーセットのLポットを載せたものになります。

 メーカーでは底の径が16cmまでとなっていますが、このLポットが約14cmですので、安心して調理するには、このくらいの大きさを目安に立った方が間違いがないと思います。

 ゴトクには溝が掘ってあり、クッカーが簡単に滑ったりする事はありませんが、ちょっと触れるなどした場合に転倒する危険性が考えられるため、十分に注意が必要です。

調 理

 先ほども触れた通り、マイクロキャンプストーブの出力は最大で2,000kcal/hで、非常にコンパクトでありながら、実用に十分な火力があり、ソロ飯であればメインストーブとして十分な性能を有しています。

 燃料バルブの微調整も良好ですし、弱火から強火まで問題無く調整可能です。

 また、コンパクトなため、「ちょっとお湯を沸かしてコーヒーを淹れたり」するには非常に便利ですし、補助的なストーブとしても使い勝手が良いストーブと言えます。

デメリットも正直レビュー

ドロップダウン現象

 コンパクトキャンプストーブの記事でも触れましたが、低温環境下や、長時間使用した場合、気化熱でガス缶が冷え、「ドロップダウン現象」が発生し、火力が低下したり、安定しない場合があります。

 SOTOのストーブのように、マイクロレギュレーターが搭載されていると起こりにくいですが、FORE WINDSの製品にはレギュレーターなどが搭載されていないのが非常に残念です。

 しかし、春~秋の通常のキャンプでは、特に何の問題も無く使えますので、ご安心下さい。

ゴトクが小さい

 ゴトクについては先ほども触れましたが、径が9.5cmと小さいため、他のCB缶シングルストーブと比べて調理時の安定性に劣ります。

 しかしそれは、大き目のクッカーを使う事を想定しているためであり、ソロクッカーを使う分には特に大きな問題だとは思いません。

 ゴトクが大きなストーブであっても、クッカーを端に載せたりすると転倒の危険性がありますので、調理の際はクッカーがちゃんと中央に載っているかを確認する癖を付けておくことが必要です。

 どんなストーブでも、常に転倒の危険性はありますので、いかなる時も注意を怠らないという事が大切になります。

マイクロキャンプストーブはこんな人におすすめ

 FORE WINDSマイクロキャンプストーブは、そのコンパクトさと実用十分な火力で、多くのキャンパーの悩みを解決してくれるストーブと言えます。

 そんなストーブは、以下のような方におすすめです。

【特におすすめな方】

●荷物を減らし、快適なパッキングを追求したい、バックパッカーやソロキャンパー。
●軽量・コンパクトで、持ち運びの負担を減らしたい、バイクキャンパーなど。
●手軽にコーヒーを入れたり、軽食を作りたいトレッカーの方。
●コンパクトさを活かして、防災バックなどに入れて災害時の備えにしたい方。

 高い機能性と優れたデザイン、そしてIwataniの信頼性が凝縮されたマイクロキャンプストーブを、是非あなたの次なるキャンプギアとして検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ:小さな実力者がキャンプスタイルを変える

 FORE WINDSマイクロキャンプストーブは、コンパクトさとデザイン性、そして実用性を兼ね備えた稀有なバーナーと言えます。

 大掛かりな大量の調理には向かないものの、「お湯を沸かす・コーヒーを淹れる・軽食を作る」といったソロキャンプの基本的な使い方を、どこでも軽快にこなしてくれます。

 小さな炎が、あなたのキャンプをもっと自由に、もっと心地よくしてくれるはずですので、是非検討してみてはいかがですか。

 次回は、FORE WINDSコンパクトキャンプストーブマイクロキャンプストーブ、そしてSOTOレギュレーターストーブST-310の、実際の火力や使い勝手を比較してみたいと思いますので、お楽しみに。

 それではまた!

 

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