
スロージギングにおいて、リール選びは釣果と快適さを大きく左右します。
特に、両軸リールである「ロープロファイルリール」と「丸形リール」は、それぞれ明確な特徴があり、どちらを選ぶかで釣りのスタイルが大きく変わります。
巻きのパワーの差、耐久性、操作性、糸巻き量等々、似ているようで実はまったく異なる性能を持つ2タイプの両軸リールを正しく理解することが、スロージギング上達の近道です。
本記事では両者を徹底比較し、スロージギングに最適なリール選びをサポートします。
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●リールが決まったら、次はラインシステムです。

スロージギングに於けるリール選びの重要性
スロージギングに使用するリールには、「巻き上げ力」や「耐久性」、「ドラグ性能」といった重要な要素が求められます。
特にスロージギングは、ただ巻くだけでなく、着底後の素早い回収、フォール中のラインコントロール、また何度も続くジャークに対応する「疲れにくさ」も必要です。
これらを無理なく継続するためには、自分の筋力や釣行スタイルに合ったリール選びが絶対に欠かせませんし、自分のスタイルに合ったリールを選ぶことが大切です。
リールの最も大事な性能に関してはこちら⇩


ロープロファイルと丸形の基礎知識
スロージギングに使用される両軸リールは、「ロープロファイル(ロープロ)」と「丸形(ラウンド)」の2タイプに分かれます。
これらは単に形が違うだけでなく、リールの設計思想自体が根本から異なっています。
ロープロはバス釣りなど軽快なキャストや操作を想定した設計で、持ちやすく、パーミング性に優れています。
一方、丸形リールは100年以上の歴史を持つ伝統的なスタイルで、パワーと耐久性を重視して作られたリールです。
さらに、スプール径やギアの構造、ボディ剛性やドラグ力の違いなど、スロージギングにおける使い勝手も大きく違いますので、まずはそれぞれの特徴を掘り下げていきましょう。
スロージギングリールのラインキャパシティについてはこちら⇩


ロープロファイルと丸形リールの特徴
ロープロファイルの特徴
「ロープロファイル(Low Profile)」とは、リールの本体(ボディ)が低く、比較的平らな形状をしているリールの事を指します。
バスフィッシングなどで多く見られる形状ですが、近年は、その特性からスロージギング用モデルも多く登場しています。

写真は、代表的なロープロファイル形状のリールになります。
丸型に比べて平べったいのが分かると思います。
ボディが薄く設計されているため、リールフットからスプール軸までの距離が非常に短くなります。
丸形リールの特徴
「丸形リール(Round Profile)」は、その名の通り円形のシンプルな形状を持つ両軸リールの伝統的なスタイルです。
堅牢な構造と高い耐久性が特徴で、古くから船釣りの定番として愛用されてきました。
丸形リールは、円筒形のフレームによって、スプールを両側からしっかりと支える構造になっています。

ロープロと丸形のまとめ
ロープロファイルリールと丸形リールを比較した表になりますので、参考にして下さい。
| 特 性 | ロープロファイルリール | 丸形リール | ||||||||||||||||
| パーミング性 | ◎ 非常に高い | △ やや劣る | ||||||||||||||||
| サミングのしやすさ | ◎ 容易 | 〇 可能だが慣れが必要 | ||||||||||||||||
| 剛性や耐久性 | △ 丸形に比べるとやや劣る | ◎ 非常に高い | ||||||||||||||||
| 軽量性 | 〇 優れている | △ ロープロに比べると重い | ||||||||||||||||
| ラインキャパシティ | △ 制限がある | ◎ 豊富 | ||||||||||||||||
リールのレベルワインド機構についてはこちら⇩


スロージギングに最適なのはどっち?
ロープロファイルと丸形、どちらがスロージギングに適しているかについては、どちらも一長一短がありますので、一概に言えません。
使用するシチュエーションによって適したリールが変わってきますので、どのようなシチュエーションに適しているか、次の表の通りご紹介します。
| シチュエーション | ロープロファイルリール | 丸形リール | |||||||||||||||||
| 水深が50m以下で、ターゲットは中小型 | ◎ | 〇 | |||||||||||||||||
| 水深が50mを超え、ターゲットも大きい | △ | ◎ | |||||||||||||||||
| 使用するメタルジグは100g前後 | ◎ | 〇 | |||||||||||||||||
| 使用するメタルジグは150g前後 | 〇 | ◎ | |||||||||||||||||
| 使用するメタルジグは200g前後 | △ | ◎ | |||||||||||||||||
| 青物が主体の釣り | △ | ◎ | |||||||||||||||||
| 浅場での根魚が主体 | ◎ | 〇 | |||||||||||||||||
リールのギア比についての詳細はこちら⇩


おすすめは丸形リール
ロープロにも丸型にも、それぞれ得意なシチュエーションがありますが、個人的には丸形リールをおすすめします。
その理由は、「スロージギングは誰にでも大物が掛かる可能性がある」と言う事です。
「浅場で根魚だけを狙うから使いやすいロープロで大丈夫」と言っても、実際には浅場でブリも釣れる事がありますし、巨大なヒラメも釣れたりもします。
実際にYobo爺も、水深が30ⅿほどのポイントで、70~80cmのヒラメを何匹も釣り上げていますし、ブリも釣り上げています。
このように、何処で誰が大物を掛けても不思議ではないのがスロージギングですので、せっかくの大物を手にするためにも、丸型リールをおすすめします。
リールのカウンターについてはこちら⇩

【FAQ】ロープロファイル&丸形リールに関するよくある質問
Q1:ロープロファイルと丸形リールのどちらがおすすめ?
どちらにもメリットがありますが、幅広い状況で使用するなら丸形リールがおすすめです。
丸形は剛性や巻き上げ力、ラインキャパシティに優れ、深場や大型魚にも対応しやすいのが特徴です。
一方、浅場や中小型魚を中心に狙う場合は、軽量でパーミングしやすいロープロファイルも適しています。
Q2:丸形リールはロープロファイルより巻き上げ力が強いですか?
一般的には、丸形リールのほうが高負荷時の巻き上げに強いモデルが多い傾向があります。
特に大型魚とのファイトや重いジグを使用する場合は、剛性の高い丸形リールのメリットを感じやすくなります。
ただし、巻き上げ力は形状だけで決まるものではなく、ギア比やギア構造などによっても変わります。
Q3:深場にはロープロファイルと丸形のどちらが適している?
基本的には丸形リールがおすすめです。
深場では長いラインを必要とするため十分な糸巻き量が求められ、さらに重いジグや大型魚とのファイトではリールに大きな負荷がかかります。
ラインキャパシティや剛性に余裕のある丸形リールのほうが、こうした状況に対応しやすいでしょう。
Q4:浅場のスロージギングならロープロファイルリールでも十分?
ターゲットや使用するライン、ジグ重量がリールの許容範囲内であれば、十分使用できます。
特に浅場で根魚などを狙う場合は、軽量で操作性に優れたロープロファイルのメリットを活かしやすいでしょう。
ただし、浅場でも大型青物がヒットする可能性があるため、余裕を持ったスペック選びが大切です。
Q5:初心者にはロープロファイルと丸形のどちらがいいですか?
近海で幅広い魚を狙うのであれば、丸形リールをおすすめします。
多少重量は増えますが、剛性や巻き上げ力、ラインキャパシティに余裕を持たせやすく、魚種や水深が変わっても対応しやすいためです。
一方、軽さや握りやすさを優先するならロープロファイルを選ぶ方法もあります。
Q6:ロープロファイルリールはスロージギングに向いていますか?
ロープロファイルリールでもスロージギングは可能です。
特に軽量性やパーミング性に優れているため、長時間のジャークでも疲れにくく、細かな操作をしやすいのがメリットです。
ただし、使用するPEラインやジグ重量、ターゲットに適した剛性・糸巻き量を備えたモデルを選ぶことが重要です。
Q7:ロープロファイルリールの最大のメリットは何ですか?
最大のメリットは、リールを手のひらで包み込むように握れるパーミング性の高さです。
ロッドとリールを一体化して操作しやすく、親指でスプールをコントロールしやすいのも特徴です。
細かなジグ操作やフォールコントロールを重視するアングラーには魅力的な選択肢です。
Q8:丸形リールはロープロファイルより重い?
同程度のクラスで比較すると、丸形リールのほうが重くなる傾向があります。
剛性を確保するための金属パーツなどを使用するモデルが多いためです。
ただし、重量だけで判断するのではなく、実際にロッドと組み合わせたときのバランスも重要です。
リール単体では重くても、タックル全体では扱いやすい場合があります。
Q9:ロープロファイルと丸形では、どちらがサミングしやすい?
一般的にはロープロファイルのほうがサミングしやすい傾向があります。
スプールが手のひらに近く、親指を自然にスプールへ添えやすいためです。
丸形リールでもサミングはできますが、ボディ形状によってはロープロファイルより慣れが必要になります。
Q10:ロープロファイルと丸形リールは、どちらが長く使えますか?
一概には言えませんが、一般的には剛性を重視した丸形リールのほうが、高負荷な釣りを繰り返す用途では耐久性に余裕を持たせやすいと言われています。
ただし、実際の耐久性はリールの構造や素材、使用頻度、メンテナンスによって大きく変わります。
形状だけで寿命を判断するのではなく、用途に合ったモデルを選ぶことが重要です。
おすすめの丸形リール
丸形リールにも様々な大きさのものがあり、ターゲットや水深等によって適した大きさが変わってきますのでご紹介します。
| ターゲット | おすすめの丸形リール | |||||||||||||||||||
| 水深が50m以下で、ターゲットは最大でブリ | オシアコンクエストCT 300XG、ソルティガIC 300H-C 等 | |||||||||||||||||||
| 水深が100m以下で、ターゲットは最大で15kg程度 | オシアジガー1500、ソルティガ10 等 | |||||||||||||||||||
| ターゲットは最大で20kg程度 | オシアジガー2000、Daiwa:ソルティガ35 等 | |||||||||||||||||||
以上がおおよその目安になります。
この大きさの丸形リールを使用していれば、特に問題無く最大ターゲットを釣り上げる事が可能です。
おすすめのレベルワインダー付きリール
Shimano:オシアコンクエストCT 300XG/301XG
Daiwa:ソルティガIC 300HL-SJ-C
おすすめの丸形大型両軸リール
Shimano:オシアジガー 1500HG/1501HG
Daiwa:ソルティガ10H
スロージギングでベイトリールが使われる理由はこちら⇩

まとめ:スロージギングのリール選びは「目的」を明確に!
今回は、スロージギングに不可欠な両軸リールとして、「ロープロファイルリール」と「丸形リール」の特徴を徹底比較しました。
どちらのリールも進化を続けており、ロープロでも剛性を高めたモデルや、丸形でもパーミング性を改善したモデルが増えてきています。
リールを選ぶ際は、ご自身の「メインとする水深」「狙うターゲットの大きさ」、そして「優先したい操作感」という3つの目的を明確にしてください。
もしこれからスロージギングを始めたいと考えているならば、まずは頑丈で巻上げトルクが大きい丸形リールが、個人的にはおすすめです。
ロープロに比べて多少重くなりますし、パーミングやサミングも若干慣れが必要ですが、使っているうちに直ぐに慣れますので、それほど気にしなくても大丈夫です。
それよりも、スロージギングはどんな大きな魚がヒットするか分かりませんので、それを釣り上げるためにも頑丈で巻上げトルクが強く、ドラグ性能に優れた丸形リールがおすすめになります。
思い出に残る一匹を確実に釣りげるために、そしてあなたのこれからのスロージギングライフを豊かにするためにも、この記事を参考に最高のパートナーリールを見つけてください!
それではまた!
スロージギングのタックルについてはこちら⇩









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