初心者キャンパー必見!最初に選ぶべきテントの基本ポイントは?

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 「キャンプを始めよう!」と思い立ったとき、最初に欲しくなるのが自分たちの秘密基地、「テント」ではないでしょうか。

 しかし、いざアウトドアショップに行ったりネットで探したりしてみると、その種類の多さに圧倒されてしまうはず。

 「ドーム型って何?」「耐水圧はどれくらい必要?」「高いブランドじゃないとダメなの?」と、疑問は尽きないのではにでしょうか。

 実は、テント選びで失敗してしまうと、設営に時間が掛かり過ぎてキャンプが嫌いになったり、夜中に雨漏りや寒さで眠れなかったりと、せっかくのキャンプデビューが苦い思い出になってしまうことも。

 この記事では、初心者キャンパーがテント選びで失敗しないために知っておくべき基本知識や考え方を、分かりやすく解説していきます。

 最初の一張りで後悔しないために、ぜひ参考にしてみてください。

 それでは始めます。

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目 次

テントは「家」であり最も重要なギア

 キャンプという趣味において、最もワクワク、そしてドキドキする瞬間、それは「マイテントの購入」ではないでしょうか。

 アウトドアショップに並ぶ色とりどりのテントや、カタログに書いてある「防水性」や「耐風性」の文字など、それらを見ているだけで胸が高鳴ります。

 しかし、テントとは、単なる「寝るための場所」ではなく、あなたとあなたの大切な家族や友人を、急な雨や強い風、夏の寝苦しい夜や冬の凍える寒さから守る「家」なのです。

 家を選ぶときに、間取りや断熱性、立地を吟味するのと同じように、テント選びにも絶対に外せないルールがあります。

 もし、見た目の可愛さや価格の安さだけで選んでしまうと、どうなるでしょうか。

●「説明書を読んでも設営に2時間かかり、キャンプを楽しむ余裕がなくなった」
●「夜中に雨が降り出し、テント内に浸水して全員びしょ濡れになった」
●「風でポールが折れ、せっかくのデビュー戦が途中で終了してしまった」

 などなど・・・。

 これらは決して大げさな話ではなく、初心者キャンパーが陥りがちな「テント選びの失敗談」ですが、
逆に言えば、自分のスタイルに合ったテントを選ぶことができれば、キャンプの楽しさは倍増するという事です。

 この記事では、初心者の方が一生モノの「テント」に出会うための、基本的なポイントについて詳しく、そして分かりやすく解説していきます。

初心者キャンパーがテント選びで失敗しやすい理由

 初心者キャンパーがテント選びで失敗する理由の多くは、「判断基準が分からない」ことにあります。

 店頭やネットで目に入るのは、デザインの良さや価格の安さ、SNS映えする写真などで、これらは確かに魅力的ですが、実際の使い勝手とは必ずしも一致しません。

 特に多いのが、「安かったから」「カッコよかったから」という理由だけで選んでしまい、設営が難しかったり、サイズが合わなかったりするケースです。

 初心者のうちは、多少地味でも扱いやすいテントを選ぶことが、結果的にキャンプを長く楽しむ近道になると考えます。

最初に考えるべきは「テントの使い方

 テント選びの前に、まず考えるべきなのが「どんなキャンプをしたいのか」です。

 ソロキャンプなのか、家族や友人と行くのか、春から秋がメインなのか、冬キャンプも視野に入れるのか。

 また、車で行くオートキャンプ場なのか、ツーリングや徒歩キャンプなのか等々、これらによって、適したテントは大きく変わります。

 初心者の場合、まずは「車移動・春〜秋・少人数」という条件を想定するのがおすすめで、無理にすべてをカバーしようとせず、最初は使うシーンを絞って考えることが間違いないと考えます。

テントの「4大形状」とそのメリット・デメリット

 テントには実に多くの形がありますが、初心者がまず検討すべきは以下の5つのカテゴリーで、それぞれの主な特徴を正しく理解することが、失敗しないための第一歩となります。

迷ったらこれ!王道の「ドーム型」

 現在、最も普及しているのがこの「ドーム型」と言われています。

 多くのドーム型は、2本のポールをクロスさせて立ち上げるシンプルな構造で、テント自体の重さが軽く、風を受け流す丸いフォルムが特徴です。

【ドーム型のメリット】

設営が直感的

 構造がシンプルなので、初心者でもせいぜい20分程度、慣れれば10分程で設営可能です。

自立式のものが多い

 ペグ(地面に固定する杭)を打たなくても形が維持されるため、設営場所の微調整が楽です。

風に強い

 ドーム型の半球構造が風を受け流すため、耐風性が高いです。

コストパフォーマンス

 各メーカーから豊富なラインナップが出ており、予算に合わせて選びやすいです。

  

【ドーム型のデメリット】

天井が低めなものが多い

中心部は高さがありますが、端に行くと圧迫感を感じることがある。

タープが必要な場合も

 前室が狭いモデルでは、雨天時の出入りやリビングスペース確保のためにタープが必要になります。

設営が楽な「ワンポール(ティピー)型」

 中央に一本のポールを立てるだけで完成する、とんがり屋根のテントで、見た目がおしゃれなので「キャンプらしさ」を感じられる形と言えるでしょう。

【ワンポール型のメリット】

圧倒的な設営スピード

 ポールが1本でパーツが少ないため、初心者でも素早く設営・撤収できます。

天井が高い

 中心部は大人が立っても余裕があるほど高く、開放感があります。

  

【ワンポール型のデメリット】

非自立式

 ペグで地面にしっかり固定しないと立ち上がらないため、ペグを打てない場所では使用できない。

ポールが邪魔

 室内中央のポールが動線を妨げ、レイアウトの自由度が低い。

結露しやすい

 シングルウォール(二重構造でない)タイプのものがほとんどで、外気温の影響を受けやすく、結露が発生しやすい。

リビングも寝室もこれ一つ「2ルーム型」

 寝室となる「インナーテント」と、リビングスペースとなる「スクリーンタープ」が一体化した大型テントです。

【2ルームテントのメリット】

タープが不要

 寝室とリビングが一体化しているため、タープ不要で雨風や虫の侵入を防ぎ、悪天候でも快適に過ごせます。

プライベート空間が確保できる

 寝室がリビングと一体化しているため、プライベート感を保ちつつ、家族やグループで一体感のある空間で過ごせます。

雨天時でも安心

 接続部分に隙間がなく雨が入りにくい構造で、吊り下げ式インナーなら寝室を先に畳んで濡れを最小限に抑えられます。 

  

【2ルームテントのデメリット】

設営・撤収が大変

 大きくて重いため、ポールが多く設営に時間と労力がかかり、慣れないと難しい場合がありますので、2人以上での設営が推奨されます。

設置場所を選ぶ

 大型テントのため、区画サイトの広さによっては張れない、または張れても他のスペースがなくなることがあります。

持ち運び・収納がかさばる

 サイズが大きいため、重量も増えがちです。
  15kg〜20kgを超えるものも多く、持ち運びや使用後の乾燥作業が大変です。

無骨な「パップテント」

 「軍幕」と言われる、ミリタリー調のデザインのテントです。

【パップテントのメリット】

デザイン性

 軍幕由来の無骨でかっこいいデザインで、ギアとの相性も抜群。

設営の自由度

 張り方のバリエーションが豊富で、タープ型にしたり、フルクローズにしたりと様々なアレンジが楽しめる。

シンプル

 構造が簡単でパーツが少なくシンプル。

  

【パップテントのデメリット】

圧迫感

 天井が低いモデルが多く、窮屈に感じることがある。

設営の難易度

 非自立式のため、設営には多少慣れが必要。

虫・雨対策

 インナーテントが無いものが多く、地面から虫や葉が入りやすい。
 それが嫌な場合は、別途インナーを用意する必要がある。

設営時間がゼロ「ワンタッチ型」

 袋から出すだけで広がる、あるいは傘のように広げるだけのテントです。

【ワンタッチ型のメリット】

設営・撤収が超簡単

 傘のように広げるだけのものがほとんどで、超簡単。

初心者でも扱いやすい

 組み立てる煩わしさがないため、キャンプ初心者でも一人で設営可能。

手頃な価格

 比較的安価なモデルが多い。

  

【ワンタッチ型のデメリット】

フレーム強度が低い

 構造上、組立式テントに比べると耐久性・耐風性が劣る。

収納時にコツが必要

 片付けに慣れが必要なタイプもある。

修理が難しい

 フレームなどが壊れると修理が困難な場合も。 

初心者には「ドーム型」がおすすめ

 初心者に最もおすすめなのは「ドーム型テント」です。

 設営が簡単で、耐風性・安定性に優れ、クセが少なく、どんなキャンプ場でも使いやすいのが特徴です。

 また、種類も豊富で、比較的価格もお手頃なモデルが多く、選択肢が広いので、自分の気に入ったテントが見つけられるでしょう。

 雨の日も風の日も。失敗しないための「スペックチェック」

 初心者の方が最も混乱するのが「数字(スペック)」の項目ではないでしょうか。

 しかし、重要なのは主に3つの項目です。

耐水圧は1,500〜2,000mmが基準

 「耐水圧」とは、生地がどれくらいの水圧に耐えられるかを示す数値です。

【耐水圧の目安】

◆ 500mm:小雨に耐えられる。
◆ 1,000mm:普通の雨に耐えられる。
1,500mm〜2,000mm:ある程度強い雨でも安心
◆ 2,500mm~:強雨に耐えられる。

 「数値が高ければ高いほど良い」と思いがちですが、耐水圧が高すぎると生地の通気性が悪くなり、テント内が結露(びしょ濡れの状態)しやすくなりますし。

 また、通気性が悪いため夏場は熱がこもり、快適性が低くなります。

 日本のキャンプシーンでは1,500〜2,000mm程度が最もバランスが取れた数値と言えます。

「ベンチレーション(換気)」が結露を防ぐ

 テント内の空気と外気の温度差によって、テントの内側(内壁)には水滴がつきますが、これがいわゆる「結露」です。

 これを防ぐには、空気の通り道である「ベンチレーション」が適切に配置されているかが鍵となり、これによりテント内での快適性が決まると言っても過言ではありません。

  天井付近に窓があるか、メッシュにできる面積が広いか等を十分に確認する必要があります。

フレームの素材はアルミ合金がおすすめ

 テントの骨組みである「ポール」の素材も重要で、おすすめは強度の高いアルミ合金製(ジュラルミン製)がおすすめです。

【フレーム素材の特徴】

FRP(グラスファイバー

 安価なテントに多く、強度が低いため折れやすく、重い。

アルミ合金(ジュラルミン)

 軽くて丈夫で風にも強く、中級以上のテントのほとんどに採用されている。
多少予算が上がっても、アルミ合金製のポールを採用しているテントを選ぶことを強くおすすめします。

カタログスペックに騙されないサイズ選び

 テントのスペック表を見ると必ず書いてあるのが「対応人数:○〜○人」という表記です。

 しかし、これを鵜呑みにしてはいけません。

忘れがちな「荷物置き場」と「天井の高さ」

 テント内で過ごす時間は意外と長いものです。

 特に雨が降った場合、すべての荷物をテント内に運び込んで、その中で過ごさなければなりません。

  また、「天井の高さ」も重要で、腰をかがめないと移動できないテントは、着替えの際にかなりのストレスを感じます。

 高さ170cm以上あるモデルであれば、多くの人がストレスなく過ごせるでしょう。

「使用人数」はあくまで最大値

 テントの対応人数は、一般的に「大人が肩を並べて横になれる最大人数」を指しています。

 例えば「3人用」と書かれたテントに大人3人で寝ると、荷物を置くスペースは一切なくなり、寝返りを打つのも困難な状態になります。

【テントサイズの目安】

ソロキャンプなら: 2人用

デュオ(2人)なら: 3人用

ファミリー(4人)なら: 5〜6人用

 このように、「実際の使用人数 +1人(以上)」のサイズを選ぶのが最適解です。

 この「+1人分」のスペースがあることで、着替えを置いたり、スマホや貴重品を手元に置いたりと、生活にゆとりが生まれます。

「設営・撤収のしやすさ」が初心者の命運を分ける

 せっかくのキャンプ、到着してから2時間もテント設営に費やすのは、時間がもったいないです。

「自立式」か「非自立式」か

 前述の通り、ドーム型に代表される「自立式」は、ポールを通すだけでテントの形が維持されます。

 それに対してワンポール型などの「非自立式」は、ペグで引っ張ることで形を作ります。

 初心者は、地面が固くてペグが刺さらない場所でも、とりあえず形になる「自立式」の方が圧倒的に設営が楽です。

カラーアシスト機能の有無

 最近のテントには、ポールの端と、差し込む側の穴が同じ色に色分けされている「カラーアシスト(カラーコード)」機能があります。

 これがあるだけで、「どのポールをどこに刺せばいいの?」という迷いが無くなります。

「エントリーモデル」と「ハイエンド」、 価格の差は何の差?

 1万円のテントと10万円のテント。

 見た目が似ていても価格が違うのにはちゃんとした理由があります。

安いテントはここが危ない

 激安のテント(いわゆるノーブランド品)は、生地が薄かったり、縫製が甘くて雨が漏れたり、ポールが一度の強風で曲がってしまうことがあります。

 また、「UVカット加工」がないと、夏場はテント内が灼熱地獄になります。

有名ブランドを選ぶ最大のメリットは「アフターサポート」

 コールマンやスノーピークといった有名ブランドを選ぶ最大のメリットは、実は「アフターサポート体制」です。

 「ポールを一節だけ曲げてしまった」や、「生地を焚き火で焦がして穴を開けてしまった」という時、有名ブランドならパーツ単位での購入や修理受付がスムーズです。

 結果として、一つのテントを長く使い続けることができます。

テントと一緒に揃えたい周辺アイテム

 テントを買っただけではキャンプはできません。

 以下の3つのギアを揃える事で、さらに快適性が高まります、

【揃えたい周辺アイテム】

グランドシート

 グランドシートとは、テントの下に敷く防水シートの事です。
 地面からの湿気を防ぎ、テントの底が傷つくのを防ぎますし、専用品でなくても「厚手のブルーシート」で代用可能ですが、サイズ選びが重要です。

ペグ(鍛造ペグ)

 テントに付属しているプラスチックや細いアルミのペグは、硬い地面では役に立ちません。
 鋳造製のの頑丈なペグを別に用意する事をおすすめします。

ペグハンマー

 100円ショップの金槌ではなく、重みのある専用ハンマーを使用する事で、設営の疲れが半分になります。

まとめ:初心者は「完璧」を求めなくていい

 初心者キャンパーにとって、最初のテントは「学ぶための一張り」と言えます。

 お気に入りの色のテント、中に入った時の独特の安心感、夜にランタンを灯した時の幻想的なシルエットなど、そんな「自分だけの秘密基地」があれば、多少の不便さも最高のスパイスに変わります。

 完璧を求めず、扱いやすさと無難さを重視することで、キャンプは確実に楽しいものになります。

 今回ご紹介したポイントを参考に、ぜひあなたにとっての「最高の一張」を持ってフィールドへ飛び出してみてはいかがですか。

 

 

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