スロージギングのラインは何号がいい?PEラインの太さと選び方を解説

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 スロージギングを始めるとき、ロッドやリールと同じくらい悩むのがPEラインの選び方ではないでしょうか。

 「PEラインは何号を選べばいいの?」「細いラインのほうがジグを動かしやすい?」「水深が深い場所では太いラインが必要?」など、初心者の方には分からないことも多いと思います。

 スロージギングでは、PEラインの太さによってジグの操作性や潮の受け方、魚とのやり取りのしやすさが変わります。

 細ければ潮の抵抗を受けにくくなりますが、強度や根ズレへの余裕は小さくなりますし、反対に太くすれば安心感は増しますが、潮の影響を受けやすくなるというデメリットもあります。

 一般的に、近海で楽しむスロージギングならPE1.5~2号が基本的な目安と言われていますが、狙う魚の大きさや水深、潮の速さ、釣り場の状況によって適した号数は変わります。

 この記事では、スロージギングで使用するPEラインの号数をはじめ、編み数やカラー、リールに巻く長さ、交換時期、おすすめ製品まで詳しく解説します。

 これからスロージギングを始める方はもちろん、現在使用しているPEラインを見直したい方も、ぜひ参考にしてください。

●スロージギングのラインシステムについてはこちら⇩

目 次

スロージギングではなぜPEラインを使う?

 スロージギングでは、一般的にPEラインをメインラインとして使用します。

 ナイロンやフロロカーボンといったラインもありますが、深い水深までジグを沈め、ロッド操作によってジグを動かすスロージギングでは、PEラインの特徴が大きなメリットになります。

 では、なぜPEラインがスロージギングに適しているのか、先ずはその理由を確認しておく必要があります。

PEラインは細くても強度が高い

 PEラインの大きな特徴は、同じ太さで比較した場合、ナイロンやフロロカーボンよりも圧倒的に高い引張強度を持っていることです。

 複数のポリエチレン繊維を編み込んで作られているため、細いラインでも十分な強度を確保できます。

 スロージギングでは、200gを超えるメタルジグを使用したり、大型の青物や根魚を狙ったりしますが、そのため、細くても強度のあるPEラインは非常に使いやすい存在です。

 また、ラインが細いと水の抵抗を受けにくくなりますので、特に水深が深い場所や潮の流れが速い場所では、ラインの太さがジグの沈み方や操作性に影響します。

 ただし、PEラインは引張強度が高い一方で、擦れに弱いという弱点があります。

 岩や魚の歯などに接触すると傷が入りやすいため、リーダーを組み合わせて使用することが基本です。

伸びが少なくジグの操作感を伝えやすい

 PEラインは、ナイロンラインなどと比較して伸びが非常に少ないことも特徴です。

 ラインの伸びが少ないと、ロッドを動かしたときの力がジグに伝わりやすくなりますし、ジグが着底したときの感触や、魚がルアーに触れたときの小さな変化も把握しやすくなります。

 スロージギングでは、ロッドをゆっくりと操作し、ジグのフォールや姿勢の変化によって魚にアピールします。

 そのため、ラインの伸びが少ないことは、ジグの動きをコントロールするうえで大きなメリットになります。

 特に水深が深くなるほど、ラインが伸びることによる操作感の低下が気になる場合がありますが、PEラインはこうした状況でも、ロッド操作をジグに伝えやすいラインといえます。

水深が深い場所でも使いやすい

 スロージギングでは、水深50~100m程度の近海から、200mを超える中深海まで、さまざまな水深を狙います。

 水深が深くなるほど、メタルジグからリールまでのラインの長さが増え、潮の流れによる影響も大きくなります。

 ラインが太いと水の抵抗を受けやすくなり、ジグが真下に沈みにくくなったり、着底までに時間がかかったりすることがありますが、PEラインは細くても強度を確保できるため、こうした水深のある釣りでも使いやすいのが特徴です。

 もちろん、深い場所だからといって必ず細いPEラインが適しているわけではなく、潮の速さや対象魚、根ズレの危険性なども考慮して選ぶ必要があります。

PEラインにも弱点がある

 スロージギングに適しているPEラインですが、決して万能ではありません。


【PEラインの主な弱点】

◆ 岩や魚の歯などによる擦れに弱い
◆ 細い繊維を編み込んでいるため、傷や毛羽立ちが発生する
◆ 風や潮流の影響を受けることがある
◆ 結び方によっては結束部分の強度が低下しやすい
◆ ナイロンなどと比較して価格が高い製品も多い

 特に注意したいのが、擦れに対する弱さです。

 PEラインは引張強度が高くても、岩礁帯などでラインが擦れると簡単に傷が入ることがあります。

 傷が入った部分は本来の強度を発揮できなくなるため、釣行前や釣行後には状態を確認することが大切です。

 また、PEライン単体ではなく、先端にショックリーダーを接続して使用することが基本です。

 リーダーの太さや素材について詳しく知りたい方は、関連記事の「スロージギングのリーダーは何号?PE別の目安と長さ・素材の選び方」も参考にしてください。

●スロージギングのリーダーは何号が適しているかについてはこちら⇩

【結論】スロージギングのPEラインは何号がいい?

 スロージギングで使用するPEラインは、狙う魚や釣り場によって適した太さが異なります。

 まずは一般的な目安を確認しておきましょう。

釣り方・対象魚PEラインの号数(目安)
ライトスロージギング0.8号~1.2号
近海のスロージギング1.5号~2.0号
根魚・底物中心の釣り1.5号~2.0号
中深海1.2号~1.5号
青物中心の釣り2.0号~3.0号
大型青物・遠征2.5号~3.0号以上

 これはあくまでも一般的な目安です。

 実際には、遊漁船の指定や対象魚、潮流、根の荒さ、使用するタックルなどを考慮して選びます。

近海のスタンダードはPE1.5~2号

 これからスロージギングを始める方や、近海でさまざまな魚を狙いたい方には、「PE1.5~2号」がおすすめです。

 この号数であれば、ブリやヒラマサなどの青物をはじめ、アイナメやソイなどの根魚にも幅広く対応できます。

  また、使用できるロッドやリールの選択肢も多く、初心者でもタックルを組みやすいというメリットがあります。

 ただし、同じ近海でも水深や潮の速さ、狙う魚によって適した号数は変わります。

 大型青物が多い釣り場や根ズレが心配な場所では2号が安心ですし、潮が速くラインが大きく流される場所では、1.5号など少し細めのラインが有利になります。

ライトスロージギングならPE0.8~1.2号

 比較的軽いメタルジグを使用し、中型までの魚を中心に狙うライトスロージギングでは、PE0.8~1.2号が選択肢になります。

 細いPEラインを使用することで、水の抵抗を抑えやすくなり、軽いジグでも操作しやすくなりますし、 特に水深が浅く、潮の流れが比較的穏やかな場所では、細いラインのメリットを感じやすくなります。 

 ただし、大型青物が掛かる可能性がある場所では、細いラインは強度面で余裕が少なくなりますので、岩礁帯など根ズレが発生しやすい場所では注意が必要です。

 ライトスロージギングだからといって、必要以上に細いラインを選ぶのではなく、対象魚や釣り場の状況に合わせて判断することが重要です。

中深海スロージギングならPE1.0~1.5号

 水深200m前後、あるいはそれ以上の中深海を狙う場合は、PE1.0号~1.5号程度が候補になります。

 中深海では、ラインが長く出るため、潮の抵抗によってラインが大きくふけることがあります。

 ラインが太いほど水の抵抗を受けやすくなるため、細めのPEラインを使用することで、ジグを比較的真下に落としやすくなります。

 ただし、中深海では水深だけでなく潮の速さも重要で、潮が速い場所では、細いラインを使用しても大きく流されることがあります。

 また、狙う魚や船宿の指定によっては、より太いラインが必要になる場合もあります。

 中深海では使用するリールの糸巻き量も重要で、水深に対して十分なラインを確保できるよう、600m以上の糸巻き量が必要になる場合があります。

大型青物・遠征ならPE2.5~3号以上も選択肢

 大型のブリやヒラマサ、カンパチなど、強い引きをする魚を狙う場合は、PE2.5~3号以上を使用することもあります。

 大型魚とのやり取りでは、ラインの強度だけでなく、根に潜られないように魚をコントロールすることも重要になります。

 特に岩礁帯や瀬周りなど、根ズレの危険性が高い釣り場では、細いラインよりも強度に余裕のあるラインが適している場合があります。

 また、遠征先では普段より大型の魚が掛かる部ことが大事です。

 ただし、太くすれば必ず安心というわけではありません。

 ラインが太くなるほど潮の抵抗も増えるため、ジグの操作性とのバランスを考える必要があります。

初心者が迷ったらPE1.5~2号を基準にする

 これからスロージギングを始める初心者の方で、PEラインの号数に迷ったら、まずは1.5~2号を基準に考えることをおすすめします。

 この号数は近海の一般的なスロージギングで使いやすく、さまざまな魚種に対応しやすい太さです。

 もちろん、釣り場によっては1号前後の細いラインが適している場合もあれば、2.5号以上の太いラインが必要になる場合もあります。

 大切なのは、単に号数だけで選ぶのではなく、使用するロッドやリール、ジグの重量、対象魚、釣り場の状況を合わせて考えることです。

 最初から極端に細いラインや太いラインを選ぶのではなく、まずは標準的な太さから始め、経験を積みながら自分の釣りに合った号数を見つけていくのがおすすめです。

●釣り場で出来る超簡単なノットシステムについてはこちら⇩

ターゲット・水深・釣り場別のPEライン号数

 PEラインの号数を選ぶときは、水深だけで判断するのではなく、狙う魚や釣り場の状況も考慮する必要があります。

 同じ水深100mでも、潮が緩い場所と速い場所では適したラインの太さが変わりますし、同じ魚を狙う場合でも、根の荒さや魚のサイズによって必要な強度は異なります。

 ここでは、PEラインの号数を決めるときに確認したいポイントを紹介します。

水深だけで号数を決めない

 水深が深くなるほど、細いPEラインを使いたくなるかもしれません。

 確かに、細いラインは水の抵抗を受けにくく、深い場所でもジグを落としやすくなるというメリットがあります。

 しかし、水深だけを基準に号数を決めるのはおすすめできません。

 例えば、水深150mでも潮の流れが穏やかであれば、比較的太いラインでも問題なく釣りができます。

 一方、水深80m程度でも潮が速ければ、ラインが大きく流されてジグの操作が難しくなります。

 また、深場では魚が掛かってから取り込むまでの時間も長くなりやすいため、対象魚やタックルとのバランスも重要です。

 水深は号数を決める判断材料のひとつとして考え、潮流や対象魚なども含めて選ぶことが大事です。

狙う魚の大きさと引きの強さで選ぶ

 PEラインの号数を選ぶうえで、狙う魚の大きさや引きの強さは重要なポイントになります。

 例えば、比較的小型の根魚や中型の青物を中心に狙う場合と、大型のブリやヒラマサ、カンパチを狙う場合では、必要なラインの強度が違います。

 大型魚が掛かる可能性がある釣りでは、ラインの強度に余裕を持たせることが大切です。

 ただし、魚の大きさだけで決めるのではなく、ドラグ設定やロッドのパワー、リールの性能も合わせて考える必要があります。

 ラインだけを太くしても、ロッドやリールとのバランスが悪ければ、タックル全体の性能を十分に活かせません。

 狙う魚のサイズを想定し、タックル全体で無理なく対応できる号数を選ぶことが大事です。

根ズレが多い場所では太さと強度を考える

 岩礁帯や根の荒い場所で釣りをする場合は、PEラインの強度に余裕を持たせることも大切です。

 PEラインは引張強度に優れていますが、岩や障害物に擦れることには弱いという特性があります。

 根魚を狙っていると、掛かった瞬間に魚が根に潜ろうとしたり、ファイト中にラインが岩に接触したりすることがあります。

 このような場所では、細すぎるラインを使うと、わずかな傷でもラインブレイクにつながる可能性があります。

 ただし、PEラインを太くしただけで根ズレに強くなるわけではありませんので、先端のリーダーを適切に選ぶことも重要です。

 根の荒い場所では、PEラインの強度だけでなく、リーダーの太さや長さ、ドラグ設定も含めて対策することが重要です。

潮が速い場所では細いPEが有利になることもある

 潮の流れが速い場所では、ラインが受ける水の抵抗が大きくなります。

 特に水深が深い場所では、ラインが潮に流されることで、ジグが船の真下から大きく離れてしまいます。

 ラインが斜めに出すぎると、ジグの着底が分かりにくくなったり、ロッド操作がジグに伝わりにくくなったりするため、非常に釣りにくくなります。

 このような状況では、細いPEラインを使用することで水の抵抗を減らすことが出来ます。

 ただし、細くすれば必ず釣りやすくなるわけではありません。

 魚のサイズや根ズレの危険性を考えずに細くすると、掛かった魚を取り込めなくなる可能性もありますので、潮が速い場所では、細さによる操作性と、魚を安全に取り込むための強度のバランスを考えて選ぶことが重要です。

使用するジグ重量とロッドに合わせる

 PEラインは、使用するメタルジグの重量やロッドとのバランスも考えて選ぶ必要があります。

 例えば、軽いジグを使用するライトスロージギングでは、細めのPEラインが扱いやすくなります。

 一方、300gを超えるような重いジグを使用する釣りでは、ジグの重量や対象魚、使用するロッドに合わせた強度が必要です。

 また、ロッドには適合PE号数が表示されていますが、これは、そのロッドで使用出来るPEラインの号数になります。

 ですので、適合範囲から大きく外れたラインを使用すると、ロッド本来の性能を発揮しにくくなることがありますし、最悪はロッドの破損にも繋がりますので注意が必要です。

 PEラインは、ロッド・リール・ジグの重量を含めたタックル全体のバランスを考えて選ぶことが大切です。

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PEラインを細くするメリットとデメリット

 PEラインは、基本的には細くすることで操作性が向上します。

 特に潮の流れが速い場所や水深のある場所では、細いラインのメリットは大きくなります。

 ただし、細くすることにはデメリットもありますので、メリットとデメリットの両方を理解しておくことが重要です。 

細いPEラインを使うメリット

【細いPEラインのメリット】

◆ 潮の影響を受けにくい
 糸径が細くなることで、水中でラインが受ける潮の抵抗(動粘性抵抗)が劇的に減少します。
 二枚潮などタフな状況でもラインが直線に近い状態を保ちやすくなる。

◆ 水中での抵抗が少ない
 ジグをフォールさせるときやシャクるときに、ライン自体の抵抗が少ないため、より軽いジグでもスピーディーに目的のタナ(水深)まで到達させることができる。

◆ ジグを操作しやすい
 ラインのたわみ(糸ふけ)が最小限に抑えられるため、ロッドを煽ったぶんだけダイレクトにジグへパワーが伝わります。
 ジグを横に向けたり、ピタッと止めたりする繊細な入力が容易になる。

◆ 深場でラインが立ちやすい
 船の真下にラインが伸びる「ラインが立つ」状態を作りやすくなり、海底の形状やジグの着底が手元にビンビン伝わるようになります。

 特に大きなメリットは、水の抵抗を抑えられることです。

 PEラインは水中で潮の影響を受けますので、ラインが太くなるほど抵抗が増えやすく、ジグが船の真下から離れる原因になることがあります。

 細いラインを使えば抵抗を減らせるため、ジグの着底を把握しやすくなったり、ロッド操作を行いやすくなったりする場合があります。

 また、同じリールであれば、細いラインのほうが多く巻けますので、水深のある場所で十分なライン量を確保したい場合にもメリットがあります。

PEラインを細くするデメリット

【細いPEラインのデメリット】

◆強度が低くなる
 当然ながら直線引っ張り強度が落ちるため、ドラグ設定をシビアにする必要があります。

◆ 根ズレに弱くなる
 もともと根ズレに弱いPEラインがさらに細くなるため、根や魚の体に少し触れただけでブレイクする危険性が高まります。

◆ 高切れのリスク
 バックラッシュやガイド絡みになどによって、一瞬の衝撃でラインが途中で切れる「高切れ」が起きやすくなります。

◆ 大型魚への対応力が下がる
 強烈に走る大物がヒットした際、無理な強引なファイト(ゴリ巻き)ができなくなり、キャッチする難易度が高まります。

 特に注意したいのが、ラインに傷が入ったときの強度低下です。

 PEラインは擦れに弱いため、岩や障害物に接触すると簡単に傷が入りますので、細いラインほど強度面で余裕がなくなりやすいので注意が必要です。

 また、大型魚が掛かった場合には、ドラグを出しながら慎重にやり取りする必要があります。

 細いラインを使う場合は、ラインの状態をこまめに確認し、無理なドラグ設定や強引なファイトを避けることが大切です。

PEラインは細ければ細いほど釣れるわけではない

 PEラインは細いほど潮の抵抗を受けにくくなりますが、細ければ釣果が必ず上がるわけではありません。

 ラインを細くすることでジグを操作しやすくなっても、魚とのやり取りでラインブレイクしてしまっては意味がありません。

 また、釣り場によっては大型魚が掛かる可能性があり、細いラインでは安心してファイトできないこともあります。

 大切なのは、釣り場の状況に合わせて必要な強度を確保しながら、できるだけ操作性のよいラインを選ぶことです

 初心者のうちは、無理に細いラインを使う必要はありませんので、まずはPE1.5~2号程度を基準にして、まずは経験を積むことを最優先して下さい。

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PEラインを太くするメリットとデメリット

 PEラインを太くすると、強度面で余裕を持たせやすくなりますので、大型魚を狙う場合や、根ズレの危険性がある場所では、太めのラインが適していることもあります。

 一方で、太くすることによって操作性が低下する場合もあるため、必要以上に太くしないことも大切です。

PEラインを太くするメリット

【太いPEラインのメリット】

◆ 圧倒的な安心感とファイトの強さ
  直線強度が上がるため、大型青物の強烈な突っ込みに対しても強気のドラグ設定で真っ向勝負を挑むことができます。

◆ 根擦れに強くなる
 万が一海底の根に少し触れてしまっても、糸径に余裕があるため即座にラインブレイクするのを防げる確率が高まる。

 大型青物を狙う場合や、魚が根に潜ろうとする場所では、ラインの強度に余裕を持たせることが重要です。

 また、遠征先など普段とは違う魚を狙う場合には、想定外の大型魚が掛かる可能性もありますので、そのような状況では、普段より太いPEラインを選ぶことで、安心して釣りができる場合があります。

 ただし、太いラインを使用していても、傷が入っていれば本来の強度を発揮できませんので、太さだけに頼らず、日頃の点検も忘れないようにする事が大事です。

PEラインを太くするデメリット

【太いPEラインのデメリット】

◆ 感度と操作性の低下
 糸が太くなると潮の抵抗を大きく受けるため、ラインが海中で「くの字」に大きくたわみます。
 これにより、ジグの着底が分かりづらくなったり、ロッドを動かしてもラインのたわみが吸収されてジグが動かなかったりという現象が発生します。

◆ 糸巻き量が減る
 同じリールで比べた場合、糸が太くなる分、糸巻き量が減ってしまう。

 特にスロージギングでは、ラインが潮に流されることによってジグの操作が難しくなります。

 ラインが大きく斜めに出てしまうと、着底が分かりにくくなり、ジグを思いどおりに動かしにくくなります。

 また、リールのスプール容量には限りがありますので、太いラインを巻くと、必要な長さを確保できなくなる場合もあるため、リールの糸巻き量を確認しておくことが必須です。

必要以上に太くしないことも重要

 PEラインは太ければ安心というわけではありません。

 必要以上に太いラインを使用すると、潮の抵抗が増えてジグの操作性が悪くなる可能性がありますし、リールに十分な長さを巻けなくなる可能性もあります。

 釣り場や対象魚によって適切な号数は変わりますので、必要以上に太いラインを選ぶよりも、釣り場に合った適切な太さを選ぶことが大切です。

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PEラインの編み数は4本・8本・12本のどれがいい?

 PEラインのパッケージを見ると「4本編み」「8本編み」「12本編み」といった表記がありますが、これは何本の原糸(ポリエチレンの束)を編み込んで1本のラインに仕上げているかを表しています。

4本編みPEラインの特徴

 原糸4本を編み込んだラインです。

 表面の凹凸がややありますが、1本あたりの原糸が太いため「耐摩耗性(擦れに強い)」と「コストパフォーマンス」に優れているのが特徴です。

 根ズレの多い場所を好むアングラーや、コスパを重視する方に根強い人気があります。

8本編みPEラインの特徴

 8本の原糸で編まれたラインで、現在のスロージギングにおける最も標準的なタイプです。

 4本編みよりも表面が滑らかで真円に近いため、ガイド滑りが良く、水切れ・飛距離・操作性に優れています。

 しなやかで扱いやすく、強度と価格のバランスに優れていると言えます。

12本編みPEラインの特徴

 12本の極細原糸を高密度で編み上げた最高級ラインです。

 シルクのように圧倒的に滑らかな表面と最高の直線強度を誇ります。

 ガイドとの摩擦が極限まで抑えられ、水中での抵抗も最小限ですが、原糸1本が極細なため傷に弱い側面があり、何より価格が高価です。

編み数の違いによる比較

 4本編み・8本編み・12本編みの一般的な特徴をまとめると、次のようになります。

比較項目4本編み8本編み12本編み
表面の滑らかさ△(ざらつきあり)〇(滑らか)◎(非常に滑らか)
直線強度普 通高 い非常に高い
耐摩耗性(擦れに強い)◎(原糸が太い)〇(バランス型)△(原糸が細く繊細)
水切れの良さ普 通良 好非常に良い
操作性の良さ普 通良 好非常に良い
価格・コスパ◎(安価)〇(標準的)△(高価格)

 ただし、これはあくまでも一般的な傾向です。

 同じ8本編みでもメーカーや製品によって品質は異なりますので、編み数だけでなく、強度、耐摩耗性、コーティング、価格などを総合的に判断することが大切です。

スロージギングなら8本編みを基本に考える

 総合的なバランス、コストパフォーマンス、そして水切れの良さなどを考慮すると、スロージギングでは「8本編み」を基本として考えるのがベストです。

 4本編みはざらつきによる潮切り音や抵抗がストレスになりやすく、12本編みは高価なため高切れ時のショックが大きくなります。

 8本編みであれば、近海から中深海までストレスなく快適なアプローチが可能です。

 「どれを買えばいいか分からない」という初心者なら、PE1.5~2号の8本編みから始めるのがおすすめです。

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PEラインのカラーは何色がいい?

 PEラインには、単色のものや複数の色を組み合わせたマルチカラーのものなど、さまざまなカラーがあります。

 スロージギングでは水深やラインの放出量を把握することが重要になるため、カラー選びも非常に大切です。

マルチカラーPEラインのメリット

 10mごとに色が変わり、1m・5m単位でマーク(ピッチ)が入っているラインです。

 最大のメリットは「自分のジグが今水深何メートルにあるか」「底から何メートルシャクったか」を正確に視覚で把握できる点です。

 カウンター付きリールを使わなくても、ラインの色の切り替わりを見るだけで、ある程度正確なタナ取りが可能になります。

単色PEラインの特徴とメリットのメリット

 ホワイトやハイビズイエロー、ライムグリーンなど、一色で統一されているラインのことです。

 シンプルな見た目で視認性が良く、特定の水深をひたすら効率よく攻め続けるスタイルや、カラーによるアタリ・ハズレを気にせず使いたい場合に選ばれます。

 ただし、単色ラインでは色の変化によって水深を判断することができませんので、ラインの放出量を把握したい場合は、リールのカウンターなどを利用する必要があります。

蛍光カラーの特徴

 単色の中でも蛍光ピンクや蛍光イエローなどは、マズメ時や曇天時でもアングラー側から糸の方向が見やすい特徴があります。

 ただし、魚やサワラ・フグといった鋭い歯を持つ魚にも目立ちやすくなる側面があります。

水深を把握するならマルチカラーが便利

 スロージギングでは、ジグが着底した水深やアタリがあった水深を把握することが非常に重要ですので、初めてPEラインを購入する方には、マルチカラーをおすすめします。

 色の変化やマーキングを確認すれば、ラインがどれくらい出ているかを把握しやすくなりますし、特に水深のある場所では、ラインの放出量を確認できることが釣りの組み立てにも非常に役立ちます。

 もちろん、カウンター付きリールを使用する場合は、単色ラインを選ぶこともできますので、自分のリールや釣り方に合わせて選ぶことが大事です。

カラーだけで釣果が大きく変わるわけではない

 「派手な色だと魚が警戒するのでは?」と心配される方もいますが、基本的に魚が食いつくのは先についているジグとショックリーダーの部分です。

 PEラインの色自体で魚の食いが悪くなる心配はほぼありません。

 ただし、サワラやフグが多い海域では、マーキングの白帯(色の変わり目)を噛まれて高切れする事故が起きることがあるため注意が必要です。

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PEラインはリールに何m巻けばいい?

 PEラインを購入するときには、号数だけでなく、リールに何メートル巻くかも考える必要があります。

 スロージギングでは水深のある場所を狙うことも多いため、必要な長さを確保しておくことが大切です。

基本は水深の3倍以上を目安に考える

 スロージギングにおけるラインの巻き量は「狙う水深の最低でも3倍以上」を個人的には推奨します。

 なぜなら、潮の流れや風によってラインはまっすぐ真下ではなく斜めに払出すため、水深100mの場所でも実際に海中に出ていくラインの長さは130以上に達することがあるからです。

 さらに、仮に高切れで130m失った場合でも、3倍のラインを巻いておけば、残りのラインで釣りを継続できからです。

近海のスロージギングなら300mを基準に考える

 水深50〜100m前後を狙う一般的な近海スロージギングであれば、「300m巻き」を基本とすることをおすすめします。

 前述しましたが、300m巻いておけば、万が一高切れ事故が1回発生して130m失ったとしても、残りの170mでその日の釣りを十分成立させることができます。

中深海なら600m以上

 水深200〜300mを攻める中深海スロージギングの場合、300m巻きでは全く足りません。

 二枚潮でラインが斜めに出ることを考慮し、余裕を持って600m巻きを用意してリールにセットするのがおすすめです。

リールのPE号数別キャパシティを確認する

 いくら長いラインを買っても、手持ちのリール(スプール)に入り切らなければ意味がありません。

 例えば、スロージギングの定番リールであるシマノ「オシアジガー1500HG」の場合、PE2号が500m、PE2.5号が400m、PE3号が320m巻けるスペックになっています。

 自分が使用する太さのPEラインが、自分が釣りに行く海域の水深の3倍以上巻けるリールが必要になりますので、リール購入の際はリールのキャパシティ(糸巻き量)を事前に必ず確認することが大事です。

高切れや予備のスプールも考慮する

 前述しましたが、PEラインを巻くときは、実際に使用する水深だけでなく、高切れなどのトラブルも考慮しておく必要があります。

 例えば、水深150mの場所で釣りをする場合、150m分だけ巻いておけばよいというわけではありません。

 潮によってラインが斜めに出ることもありますし、魚が走ればさらにラインが引き出されます。

 また、根ズレや傷によってラインの一部を切り取らなければならない場合もありますので、必要な長さに余裕を持たせておくことが大切です。

 可能であれば、予備のスプールを用意しておくことによって、釣行中に高切れした場合などにも対応しやすくなります。

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PEラインとロッド・リールのバランスも重要

 PEラインを選ぶときには、号数だけでなく、ロッドやリールとのバランスも考える必要があります。

 ラインの強度が十分でも、ロッドやリールに合っていなければ、タックル全体の性能を活かしにくくなります。

ロッドの適合PE号数を確認する

 スロージギングロッドのバット付近には「適合PE号数(例:MAX PE 2.0号、PE 1.0-2.5号など)」が記載されています。

 ロッドの適合範囲を確認せずに極端に細いラインや太いラインを使用すると、ロッド本来の性能を活かしにくくなる場合があります。

 また、ロッドのパワーとラインの強度が合っていないと、魚とのやり取りでタックルに無理がかかることもあります。

 購入時には、ロッドの適合PE号数を確認し、その範囲内で選ぶことが基本です。

リールの糸巻き量を確認する

 リールを選ぶときには、PEラインの対応号数と糸巻き量を確認することが大切であり、釣り場の水深に応じて十分なライン量を確保する必要があります。

 例えば、PE2号を300m巻きたいのに、リールの糸巻き量がPE2号200mまでしか対応していなければ、必要な長さを確保できません。

 リールの購入時には、使用するPEラインの号数と必要な長さを先に決めておくと選びやすくなります。

ドラグ設定とPEラインの強度を合わせる

 PEラインの号数に合わせてリールのドラグ調整(初期ドラグ値)を行います。

 一般的にドラグ設定値は「PEラインの直線強度の1/3〜1/4程度」が安全基準とされています。

 例えばPE2号(直線強度約30lb/15kg)であれば、ドラグ値は3kg〜4kg程度に設定することで、ラインブレイクを防ぎつつしっかりアワセを入れることができます。

 また、適切なドラグ設定は、PEラインだけでなく、リーダーやノット、ロッド、リールなどタックル全体の強度を考えて決める必要があります。

 特に初心者の方は、釣行前にドラグの動作を確認し、実際の釣り場でも無理のない設定を心掛けましょう。

ジグ重量とのバランスも考える

 PEラインを選ぶときには、使用するメタルジグの重量も考慮する必要があります。

 軽いジグを中心に使用する場合は、細めのラインが扱いやすいことがありますし、一方、重いジグを使用する場合は、ロッドの適合範囲や対象魚に合わせた強度が必要になります。

 また、ジグの重量だけでなく、潮流によって実際に必要な操作性も変わります。

 ジグの重量だけで号数を決めるのではなく、ロッドの適合範囲や釣り場の状況と合わせて判断することが重要です。

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PEラインの交換時期はいつ?

 PEラインは一度購入すれば長期間使用できるものですが、使い続けるうちに劣化していきます。

 ラインの状態が悪くなると、魚とのやり取り中に切れてしまう可能性があるため、定期的な点検と交換が必要です。

PEラインが劣化する原因


◆ 摩耗
 ガイドや岩などとの接触によって、ライン表面が少しずつ傷んでいきます。

◆ 紫外線
 PEラインは保管環境によって紫外線の影響を受けることがありますので、長期間使用しない場合でも、直射日光が当たる場所で保管するのは避けて下さい。

◆ 塩分や汚れ
 釣行後に海水が付着したまま放置すると、塩分や汚れがラインに残ります。
 すぐに大きな問題が起きるとは限りませんが、長期的に見ればラインの状態を悪化させる原因になりますので、釣行後に洗い流すことをおすすめします。

◆ 巻き込みなどによるダメージ
 リールのスプールやラインローラーなどでラインに負担が掛かっていますので、普段からラインの状態を確認する習慣をつけておくことが大事です。

PEライン交換のサイン


◆ 毛羽立ち
 PEラインの表面が毛羽立っている場合は要注意です。
 特に、よく使用する部分に毛羽立ちが目立つ場合は、そのまま使い続けないほうが安心です。

◆ 色落ち
 カラーが薄くなったことだけで即交換とは限りません。
 しかし、色落ちと同時に毛羽立ちや表面の荒れが見られる場合は、交換を検討しましょう。

◆ ラインの潰れ
 ラインが部分的に潰れていたり、明らかに形状が変わっていたりする場合も注意が必要です。

◆ 明らかな傷
 指で触ってザラザラしている部分があれば、その部分をカットするか、状態によってはライン全体を交換します。

PEラインを長持ちさせるメンテナンス方法

 PEラインは釣行後の手入れをすることで、状態を確認しながら長く使用できます。


◆ 釣行後は真水で塩抜きする
 釣行後はリールごと真水で軽く洗い流し、海水や汚れを落とします。
 強い水圧を直接ラインに当てる必要はなく、むしろ、必要以上に強い水圧をかけないよう注意が必要です。

◆ しっかり乾燥させる
 洗った後は十分に乾燥させます。
 湿った状態のまま長期間保管すると、トラブルの原因になる可能性がありますので、風通しの良い場所で乾燥させてから保管しましょう。

◆ PEライン用コーティング剤を使う
 必要に応じてPEライン用のコーティング剤を使用する方法もあります。
 ただし、使用する場合は製品の説明を確認し、適切な方法で使用してください。

◆ 保管時は直射日光を避ける
 長期間保管する場合は、直射日光や高温になる場所を避けましょう。
 タックルボックスや車内など、高温になりやすい場所に放置するのも避けたほうが安心です。

●スロージギングの「フォール」についての詳しい解説はこちら⇩

PEラインは裏返して使える?

 PEラインを長く使う方法として「裏返し使用」があります。

 リールに巻いたPEラインは、実際に魚を掛けたりジグを操作したりする先端側ほど負荷がかかります。

 そこで、使用していない部分と前後を入れ替えることで、比較的状態の良い部分を先端側に持ってくる方法です。

PEラインを裏返すメリット

 PEラインを裏返す最大のメリットは、まだ比較的状態の良い部分を有効活用できることです。

 ただし、裏返せば新品同様になるわけではありませんので、全体が劣化しているラインや傷の入ったラインを裏返して使用するのはおすすめできません。

裏返すとどんなPEラインでも新品同様になるわけではない

 ラインの状態を確認せず、「裏返したから大丈夫」と考えるのは危険です。

 裏側にしたラインにも、長期間の使用による劣化やダメージが残っている可能性がありますので、十分にラインの状態を確認することが大事です。

裏返しに向いているPEライン

 ライン全体の状態が良く、主に先端側だけが使用によって消耗している場合には、裏返し使用がおすすめです。

 特に長いPEラインを使用していて、スプールの奥側にまだ使用頻度の低い部分が残っている場合は有効です。

裏返す前にラインの状態を確認する

 毛羽立ち、傷、潰れなどが見つかった場合は、裏返すよりも交換を優先することをおすすめします。

 PEラインは魚と釣り人をつなぐ重要な部分なので、「まだ使えそう」という感覚だけで判断しないことが大切です。

●スロージギングロッドのグレード別特徴についてはこちら⇩

【FAQ】PEラインに関するよくある質問

Q1:スロージギングで一般的に使われるPEラインの号数は?

A:近海(水深50m〜100m程度)であれば1.5号〜2号が目安と言えます。
 
 中深海(200m以上)を狙う場合は、潮の抵抗を抑えるために1号〜1.2号まで落とすこともあります。

Q2:PEラインの編み数はどれがおすすめですか?

A:初心者を含め多くのアングラーには、コスパに優れた8本編みがおすすめです。

 表面が滑らかでガイドとの摩擦が少なく、潮切れや操作性に優れています。
 一方、4本編みは耐摩耗性が高く、岩礁帯や根が荒いポイントで活躍しますが、ガイドを通る際に糸鳴りするものが多く、ストレスの原因にもなります。

Q3:リールには何メートル巻いておけばいいですか?

A:最低でも「最大水深の3倍」を推奨します。

 高切れ(ラインブレイク)のリスクを考慮すると、水深の3倍のラインを巻いておくことで釣りを続けることが出来ます。

Q4:PEラインは何色(カラー)を選べば良いですか?

A:10mごとに色が変わるマルチカラーがおすすめです。
 
 現在の水深やジグの位置を把握しやすく、再現性の高い釣りができます。
 単色のラインでも釣りは可能ですが、その場合はカウンター付きのリールを使用する事をおすすめします。

Q5:高価なPEラインを使うと釣果は変わりますか?

A:高品質なPEラインは感度や耐久性、強度のバラつきが少ないため、アタリが分かりやすく快適に釣りができます。

 ただし、初心者の方は、最初はライントラブルが頻発し、性能を発揮出来ないままライン交換なんて事もありますので、コスパに優れた8本編みのラインを使用することをおすすめします。

Q6:PEラインはどれくらいの頻度で交換すれば良いですか?

A:使用頻度にもよりますので、一概にどのくらいとは言えませんが、毛羽立ちや色落ちが確認される場合は劣化が進んでいる証拠ですので、その場合は速やかに交換することをおすすめします。

 また、定期的に先端を数メートル切り詰めることで寿命を延ばすこともできます。

Q7:PEラインは細いほど釣れますか?

A:細いラインは潮の抵抗を受けにくく、ジグを真下に落としやすいメリットがあります。

 しかし、強度不足になると大型魚とのやり取りで不利になりますし、トラブルも多くなりますので、ターゲットや水深に合わせた適切な号数を選ぶことが大切です。

Q8:PEラインはメーカーによって違いがありますか?

A:メーカーによって違います。

 編み方やコーティング、耐摩耗性、滑らかさ、色落ちのしにくさなどに違いがあります。
 信頼性の高いメーカーの製品は強度が安定しており、長期間快適に使用できる傾向があります。

●スロージギングで釣れる魚についてはこちら⇩

スロージギングにおすすめのPEライン

 数あるPEラインの中から、スロージギングで特に実績が高く、信頼されている(あくまでも個人的な見解ですが)おすすめの製品を「コスパ重視」と「性能重視」に分けてご紹介します。

コスパ重視で選ぶなら

シマノ:グラップラー 8 PE

 まずは、Shimanoの「グラップラー 8 PE」のご紹介です。
 高強度ポリエチレン繊維「IZANAS」を採用し、シマノ独自の「ヒートシンクコーティング製法」で編み込まれた定番ライン。
 価格がリーズナブルでありながら適度なハリとコシがあり、トラブルが極めて少ないコスパ最強モデルと言えます。

シーガー:PEX8

 次は、シーガーの「PEX8」のご紹介です。
 非常にコスパに優れた8本編みのPEラインで圧倒的な低価格でありながら、滑らかさと伸びの少なさを実現しています。
 初心者のように、ライントラブルが頻発するアングラーには有難い製品です。

バリバス:バリバス 8 マーキング

 次は、バリバスの「バリバス 8 マーキング」のご紹介です。
 名門メーカーが放つジギング用8本編みPE。
 視認性抜群のカラーマーキングシステムを採用しており、タナ取りが非常にスムーズで、耐久性と価格のバランスに優れた素晴らしい一品です。

ダイワ:UVF ソルティガ デュラセンサー8+Si2

 次は、Daiwaの「UVF ソルティガ デュラセンサー8+Si2」のご紹介です。
 ダイワの耐摩耗性に優れた「Evo Silicone2」コーティングを施した高耐久ラインです。
 擦れに強く、初期のハリが長持ちするため、根ズレが気になるポイントでも安心して使い込めます。

性能を重視するなら

サンライン:ソルティメイト アメイザー×8

 まずは、サンラインの「ソルティメイト アメイザー×8」のご紹介です。
 同社が誇るジギング専用PEラインの最高峰。
 極限まで抑えられた超低伸度構造により、水深数百メートルの海底にあるジグへ瞬時にアクションを伝達。感度と水切れを極めたい本格派におすすめです。

シマノ:オシア 8 PE

 次は、Shimanoの「オシア 8 PE」のご紹介です。
 同社ののオフショア最高峰ラインで、「タフクロス2」製法により、圧倒的な直線強さと耐摩耗性を誇ります。
 大型青物との強引なファイトや、遠征でのモンスター狙いにおいて絶対的な信頼を寄せられるモデルです。

シマノ:オシア 8 PE

 最後は、デュエルの「モンスターゲーム 9 バーチカル」のご紹介です。
 従来の8本・12本編みとは異なる「9本編み(芯糸+8本)」構造など、最新テクノロジーを投入した高次元ラインです。
 断面の真円性が極めて高く、水切れ速度と直線強度の両立を達成した次世代のプレミアムラインです。

●スロージギングとジギングとの違いについてはこちら⇩

まとめ|迷ったらPE1.5~2号・8本編み・マルチカラー

 スロージギングのPEライン選びでは、単純に「何号が一番いい」と決めることはできません。

 狙う魚の大きさ、水深、潮の速さ、根の状態、使用するジグ重量などによって、適したラインは変わります。

 それでも、初めてスロージギング用のPEラインを選ぶのであれば、一つの基準として、「PE1.5~2号・8本編み・マルチカラー」をおすすめします。

 PE1.5号は潮の影響を抑えながらジグを操作しやすく、PE2号なら強度に余裕を持たせやすいという特徴があります。

 また、8本編みは価格と性能のバランスが良く、マルチカラーはラインの放出量や水深を把握しやすいというメリットがあります。

 ただし、大型青物を狙う場合や根が荒い場所では、PE2.5~3号以上が必要になることもあります。

 反対に、ライトなスロージギングや中深海などでは、PE1号前後~1.5号程度を選択することもあります。

大切なのは、「細ければいい」「太ければ安心」と考えるのではなく、自分の釣りに必要な強度を確保したうえで、できるだけ扱いやすい太さを選ぶことです。

 そしてPEラインを選んだら、リーダーとの組み合わせも重要になります。

 PEラインの号数だけでなく、リーダーの号数や長さ、結束方法まで含めてタックル全体のバランスを整えることで、スロージギングをより快適に楽しめるようになります。

●スロージギングの基本的なタックル解説はこちら⇩

 

 

 

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