
「スロージギングとジギングは何が違うの?」と誰もが一度は疑問に思う事ではないでしょうか?
どちらもメタルジグを使って魚を誘うルアーフィッシングですが、実際にはジグの動かし方やロッド操作、フォールの使い方、タックル、使用するジグなどに違いがあります。
特にスロージギングは、「ジグをゆっくり巻き上げる釣り」と思われがちですが、これは少し違います。
スロージギングでは、ロッドの反発力を利用してジグを動かしたり、ジグを滑走させたり、フォールさせたりしながら魚を誘います。
つまり、単純に「速いジギング」と「遅いジギング」という違いではありません。
この記事では、スロージギングと一般的なジギングの違いについて、釣り方、ロッド、リール、PEライン、メタルジグ、対象魚、疲れやすさなど、さまざまな角度から詳しく比較します。
これからスロージギングを始めたい初心者の方はもちろん、「普通のジギングは経験しているけれど、スロージギングにも挑戦してみたい」という方にも分かりやすく解説します。
●スロージギングの基本についてはこちら⇩

【結論】スロージギングとジギングの違いを一言で言うと?
一番の違いは「ジグの動かし方」と「ターゲットの喰わせ方」
従来のジギング(一般的に「ハイピッチジャーク」と呼ばれています)と「スロージギング(スローピッチジャーク)」は、ジグを泳がせるアプローチの思想が根本から異なります。
【ジグの動かし方と喰わせ方】
◆ 従来のジギング(ハイピッチ):「スピードと波動によるリアクションバイト」
高速でジグを逃げ惑う小魚(ベイト)のように泳がせ、魚の捕食スイッチを強制的に入れます。
主に「ジグが上昇している瞬間」に魚がバイトしてきます。
◆ スロージギング:「フォール(落下)の動きと姿勢(静と動の落差で喰わせる)」
ロッドの反発力を利用してジグを水中で一瞬横に向け、自重でひらひらと落下(フォール)させます。
弱って傷ついたベイトが力尽きて落ちていく様子を演出し、主に「ジグがフォールしている瞬間」に魚に口を使わせます。
スピードで押し切るのがハイピッチなら、落下の「間」で見せて喰わせるのがスロージギングです。
●スロージギングリールの最も大事な基本性能についてはこちら⇩


一目でわかる比較表
スロージギングと一般的なジギングの違いを、分かりやすく比較してみました。
| 比較項目 | ジギング(ハイピッチ) | スロージギング(スローピッチ) | ||||||||||||
| 基本的な誘い | ジグを積極的に動かす | ジグの動きとフォールを活かす | ||||||||||||
| 主な喰わせ所 | ジグの「上げ(上昇)」 | ジグの「下げ(フォール)」 | ||||||||||||
| ジャークのテンポ | アップテンポ・高速 | ミドル〜スロー(間を意識) | ||||||||||||
| フォール | 誘いの一部 | 非常に重要 | ||||||||||||
| リールの種類 | スピニングリール主体 | ベイトリール主体 | ||||||||||||
| ロッドの特性 | パワーや操作性を重視 | 高弾性・高反発(反発で弾く) | ||||||||||||
| ジグの形状 | ロング・セミロング主体 | セミロング・ショート主体 | ||||||||||||
| ジグのアクション | アクションを出しやすいタイプなど | フォールや滑走を重視したタイプ | ||||||||||||
| フック設定 | フロントメイン(太軸・大針) | 前後ツイン計4本 | ||||||||||||
| 主なターゲット | ブリやカンパチなどの青物 | 根魚や~青物まで対応 | ||||||||||||
| 釣りの特徴 | 活性の高い魚を積極的に誘う | ジグを食わせる「間」を作りやすい | ||||||||||||
ただし、これはあくまで大まかな比較です。
ジギングにはさまざまなスタイルがあり、使用するジグやタックル、釣り場によってアクションも変わります。
また、スロージギングにも複数の釣り方があります。
そのため、「ジギングは速い」「スロージギングは遅い」とだけ覚えるのではなく、魚をどのようにジグへ食いつかせるのかという考え方の違いとして理解することが大切です。
●キャスティングで狙う青物の釣り方についてはこちら⇩


従来のジギング(ハイピッチジャーク)の特徴と魅力
ハイピッチジギングの基本概要
ハイピッチジギングは、オフショアジギングの原点とも言えるスタイルです。
リールを1回転させる間にロッドを1回しゃくる「ワンピッチジャーク」を基本とし、休むことなくジグを高速で巻き上げてきます。
水中でジグを激しくウォブリング(左右に振る)させ、水押し(波動)とフラッシングで沖を回遊する魚にアピールします。
主なターゲット(青物メイン)
泳力が非常に高く、捕食速度が速い青物がメインターゲットとなります。
● ヒラマサ:強烈な突っ込みを見せるジギング最高のターゲット。
● ブリ(ワラサ・イナダ):群れで回遊し、高速アクションに好反応を示す。
● カンパチ:海底付近で高速で追撃してくるパワーファイター。
主に青物を狙うジギングでは、魚の活性に合わせてジグの動かし方やスピードを変えることが釣果を左右します。
魚が積極的にベイトを追っているときは速いアクションが有効な場合がありますし、反対に活性が低いときにはアクションを小さくしたり、フォールを長く取ったりすることもあります。
ハイピッチならではの魅力と強み
ハイピッチジギング最大の魅力は、「強烈なダイレクト感」です。
高速でしゃくっている途中に、手元へ「ドカン!」と伝わる衝撃的なバイトは病みつきになります。
また、高活性な青物の群れに当たった際、スピーディーに手返しよく探れるため、短時間で数を伸ばせるパンチ力を持っています。
●スピニングタックルを使ったスロージギングについてはこちら⇩


スロージギング(スローピッチジャーク)の特徴と魅力
スロージギングの基本概要
スロージギングは、比較的新しいオフショアフィッシングの釣法です。
「スロー」という名前から「ゆっくりジグを動かす釣り」と誤解されがちですが、実際は「ロッドの反発力を使ってジグを一瞬横に向け、自重で泳がせながらフォールさせる釣り」を指します。
ロッドを曲げて泳がせるのではなく、高弾性ロッドの弾きでジグを水中に投げ出し、無重力状態を作ることが本質です。
スロージギングではフォールが重要
スロージギングを理解するうえで最も重要なのが「フォール」です。
一般的なジギングでもフォールは重要ですが、スロージギングでは特にフォール中のジグの動きを利用して魚を誘います。
ジャークによってジグを動かした後、ジグをフォールさせると、ジグがヒラヒラと落ちたり、水平に近い姿勢で沈んだり、左右に滑走したりします。
このフォール中に魚がジグを追い、バイトしてくることが最も多いのがこの釣り方の特徴です。
また、魚がジグを追ってきていても、上方向へ逃げ続けるジグには食いつかず、フォールに入った瞬間に反応することもあります。
そのためスロージギングでは、単純に「どれだけジグを高く跳ね上げるか」だけではなく、「どのようにジグをフォールさせるか」という点が非常に重要になります。
多彩なターゲット(底物から青物、中深海まで)
スロージギングの凄みは、その狙える魚種の多さにあります。
● 根魚:アイナメ、ソイなど(三陸の場合)
● 底物:ヒラメ、マゴチ、ホウボウ など
● 青物・回遊魚:ブリ、カンパチ、サワラ など
● 深海・中深海:アカムツ(ノドグロ)、クロムツ、キンメダイ など
スピードについていけない遊泳力の低い根魚や、警戒心の高まった低活性な魚、さらには水深200mを超える中深海の高級魚まで、あらゆるフィッシュイーターがターゲットになります。
スロージギングならではの魅力と強み
スロージギングの最大の魅力は「奥深いゲーム性と高い食わせ能力」です。
通常のジギングでは見向きもされない状況でも、ジグのフォールスピードや自重を変えることで口を使わせることができます。
また、体力に任せて高速でしゃくり続ける必要がないため、腕力や体力を過度に消耗せず、女性やシニアの方でも1日中集中力を維持して楽しめるメリットがあります。
●スロージギングの基本的な釣り方はこちら⇩


スロージギングとジギングの「釣り方」の違い
ここが今回の記事でもっとも重要な部分です。
スロージギングと一般的なジギングは、どちらもメタルジグを使いますが、魚にジグを食わせるまでの考え方に違いがあります。
ジギングは「動かして食わせる」釣り
一般的なジギングでは、ジグを積極的に動かして魚にアピールします。
たとえば青物が小魚を活発に追っている状況では、ジグを速いテンポで動かすことで、逃げるベイトフィッシュのように演出できます。
基本的には、「ジャーク → ジグを動かす → 魚に追わせる → バイト」というイメージです。
もちろん、すべてのジギングが高速アクションというわけではありません。
魚の活性が低ければスピードを落とすこともありますし、ジグの動きを小さくすることもあります。
スロージギングは「動き+フォール」で食わせる
スロージギングでは、ジグを動かした後のフォールまで含めて魚を誘います。
イメージとしては、「ジャーク → ジグを滑走させる → フォール → バイト」という流れです。
ジャークによってジグを動かすことだけが目的ではありません。
ロッドの反発力を使ってジグを飛ばし、その後にジグをフォールさせることで、魚に食わせるタイミングを作ります。
そのため、スロージギングでは「ジグを動かす動作」と「ジグを落とす動作」の両方が重要です。
フォール中のバイトをどう考えるか
スロージギングでは、フォール中に魚がヒットすることが珍しくありません。
ジグがフォールするときには、形状によってさまざまな動きをします。
ヒラヒラと落ちるものもあれば、横方向へ滑走するもの、水平姿勢に近い状態を保ちながら落ちるものもあります。
魚から見ると、フォールするジグは弱ったベイトや逃げ切れずに落ちていく魚のように見える可能性があります。
そのため、スロージギングでは「ジグを上げている時間」だけでなく、「ジグを落としている時間」が最も重要な誘いになります。
フォール中にラインが急に止まったり、逆に不自然に出たりした場合には、魚がジグをくわえている可能性があります。
ただし、フォール中のアタリは分かりにくいこともあるため、ラインの変化を注意深く観察することが大切です。
●ジグの落とし方(フォール)についてはこちら⇩


【タックル編】スロージギングとジギングの道具の違いを徹底比較
「手持ちのジギングロッドでスロージギングはできる?」という疑問を持つ方は多いですが、結論から言えば「兼用は非常に難しい」という事です。
それぞれの道具に求められる機能が全く異なるためです。
ロッドの違い:反発力とハリ(高弾性カーボン)
◆ ハイピッチ用ロッド
魚の強烈な引きを受け止められるよう、肉厚で粘り強いブランクス(中弾性〜低弾性カーボン)で作られています。
ロッド全体がしなやかに曲がり、アングラーの身体的負担を軽減します。
◆ スロージギング用ロッド
高弾性カーボンを採用した、細身でハリのある高反発な設計です。
しゃくった時にロッドティップ(穂先)が素早く戻る反発力でジグを跳ね上げます。魚を掛けた際もロッドを無理に曲げず、リールで寄せるのが基本となります。
●ロッドテーパーの詳しい解説はこちら⇩
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リールの違い:ベイトリール主体の理由とギア比
◆ ハイピッチ用(スピニングリール主体)
高速でラインを回収できるスピニングリール(8000〜14000番クラス)が主流です。
広範囲へのキャストや、ドテラ流しでの高速ジャークに適しています。
◆ スロージギング用(ベイトリール主体)
スロージギングではベイトリールが絶対に必要であり、その理由は以下の通りです。
1. フォール中の微細なアタリを、親指でラインに触れながら(スプール操作で)感知できる。
2. ハンドル1回転あたりの巻上長を、1/2回転、1/4回転と細かくコントロールできる。
3. 底取り(着底確認)が正確かつ素早く行える。
※ギア比は、ジグをしっかり初速をつけて弾くために「ハイギア(ハンドル1回転で85cm〜100cm以上巻き取れるもの)」が必須となります。
●スロージギングリールのギア比についての詳しい解説はこちら⇩

メインライン(PE)とリーダーの違い
◆ ハイピッチ
大型青物の走りを強引に止めるため、PE2号〜5号、ショックリーダー50lb〜100lbといった太い仕掛けを使用します。
◆ スロージギング
水流抵抗を極限まで減らし、フォール速度と感度を高めるため、PE1.2号〜2.0号(中深海では1.0号以下)という細いPEラインを使用します。
リーダーも20lb〜35lb程度と比較的細めを選びます。
●スロージギングのPEラインについてはこちら⇩

メタルジグの違い:形状とフォール姿勢
◆ ハイピッチ用ジグ
水切れを最優先した「ロングジグ」や「セミロングジグ」が主体となります。
すばやく海底まで沈み、引き抵抗が軽く、高速で直線的に泳ぐ設計のものが使われます。
◆ スロージギング用ジグ
横を向きやすい「セミロングジグ」や、じっくりジグを見せるために「幅広フォルムのショートジグ」が使われます。
フォール時の魚へのアピールが重要になります。
●スロージギングのジグ選びについてはこちら⇩


フックセッティングの違い:アシストフックの役割
◆ ハイピッチ
フロント(頭側)に太軸の大きめフックを1〜2本セッティングするのが主流です。
これは、青物がジグの頭を狙って喰いついてくるためです。
◆ スロージギング
フロントとリア(お尻側)の両方に、ツインフックを計4本セットするのが基本です。
これは、フォール中にジグのどこへ触れても瞬時にフッキングできるようにするためです。
●アシストフックの詳しい解説はこちら⇩

【釣り方・操作編】アクションとアプローチの決定的な違い
ジギングの操作:リズムとスピード重視のワンピッチジャーク
ハイピッチジギングの基本は、スピード感を殺さない継続的なアクションです。
1. ジグを着底させたら、すぐに糸ふけを取り、巻き上げを開始する。
2. 「ロッドを1回上げると同時に、リールを1回転させる」リズムを崩さず、テンポ良く高速でジャークする。
3. 魚がいる棚の上層まで巻き上げたら、再度着底させて繰り返す。
とにかく止めて見せたりせず、速い動きで魚の追いかけたい本能を刺激することがポイントです。
スロージギングの操作:ロッドの反発を活かしたフォールコントロール
スロージギングでは、しゃくった後の「食わせの間(フォール)」を意識します。
1. 上げ(立ち上がり)
ロッドをすっと持ち上げ、同時にリールのハンドルを1/2〜1回転素早く回す。
ロッドの穂先がグッと曲がります。
2. 抜け(ジグの横向け)
持ち上げたロッドを少し緩めると、高弾性ブランクスが元に戻ろうとする反発力でジグが上方に弾き飛ばされ、その後水中で横を向きます。
3. 下げ(フォール)
ラインスラッグ(糸ふけ)を一瞬作り、ジグをフォールさせます。
4. この「弾く → 漂う・落ちる」のサイクルを、1/2回転や1/4回転など刻みながら行います。
アタリの出方と合わせ方の違い
◆ ハイピッチのアタリ
ジグを巻き上げている最中に「ガツン!」と重みが乗ります
向こうあわせ(魚が勝手に掛かる)状態になりやすいため、そのまま追いあわせを入れてファイトに入ります。
◆ スロージギングのアタリ
大半のアタリは「フォール中(ジグが落ちている最中)」に出ます。
「落ちていくラインが途中でピタッと止まる」「手元に一瞬だけ微小な違和感が伝わる」「ラインが張り詰める」といった変化を察知し、アングラー側から積極的にアワセを入れて掛けていく必要があります。
●初心者の釣れない原因についてはこちら⇩


スロージギングとジギングは対象魚も違う?
一般的なジギングで狙いやすい魚
一般的なジギングでは、ブリやヒラマサ、カンパチなどの青物が代表的なターゲットです。
特に魚が活発にベイトを追っている状況では、速いテンポのジャークでジグを動かすことで強くアピールできます。
もちろん、青物以外にもさまざまな魚がジグに反応しますので、「ジギング=青物だけ」と考える必要はありません。
スロージギングで狙える魚
スロージギングの魅力は、青物だけでなく根魚や底物、中深海の魚なども狙えることです。
たとえば、ハタ類やカサゴ類などは、海底付近に潜んでいることが多いため、底付近を丁寧に探るスロージギングとの相性が良いターゲットです。
さらに、中深海ではキンメダイやアカムツなどを狙う釣りにもスロージギングが使われます。
このように、幅広い魚種を狙えることもスロージギングの魅力です。
スロージギングでは青物は釣れない?
「スロージギングでは青物は釣れない?」これはよくある誤解です。
スロージギングでもブリ、ヒラマサ、カンパチなどの青物を十分に狙えます。
ただし、青物を狙う場合でも、魚の活性やベイトの状況によって適したアクションは変わります。
活性の高い青物が速いベイトを追っている場合は、ハイピッチ系のジギングが有効なことがあります。
一方で、魚が低活性だったり、速い動きに反応しなかったりする場合には、スロージギングのゆったりしたジグの動きやフォールが効果的な場合があります。
つまり、魚種だけで釣り方を決めるのではなく、その日の魚の反応を見ながら釣り方を変えることが重要です。
●三陸のスロージギングで釣れる魚についてはこちら⇩



スロージギングとジギング、どちらが疲れにくい?
一般的なジギングは体力を使いやすい
一般的なジギングの場合、基本的にロッドを大きく動かしたり、速いテンポでリールを巻いたりする必要があります。
特に大型青物を狙う場合には、長時間のジャークや高速巻きが必要になることもあります。
さらに魚がヒットしてからは、強い引きに耐えながら魚を寄せなければなりませんので、ジギングはかなり体力を使う釣りであると言えます。
スロージギングは比較的ゆったり操作できる
一方、スロージギングの場合、ロッドの反発力を利用してジグを動かすため、アングラーが常に力を入れてしゃくる必要はありません。
その意味では、一般的なハイピッチジギングより体への負担を抑えやすい釣り方と言えます。
特に体力に自信がない方や、長時間ジギングを続けるのがつらい方にとっては、スロージギングの魅力の一つになるでしょう。
ただし、スロージギングだから「楽な釣り」というわけではありません。
重いジグを深場から回収する作業は体力を使いますし、大型魚が掛かれば当然ファイトにも体力が必要です。

初心者や体力に自信がない人にはどちらがおすすめ?
「できるだけ体への負担を抑えながらジギングを楽しみたい」という方なら、スロージギングから始めるのもおすすめです。
ただし、スロージギングは独特のロッド操作が必要なので、最初から簡単にジグを動かせるわけではありません。
最初は船長や経験者に基本的なロッド操作を教えてもらい、ジグの動きを確認しながら練習すると上達しやすくなります。
しかし、どのような釣りに関しても言え事ですが、誰もが簡単に魚が釣れるわけではありませんので、大事なのは経験を積む事と、データの蓄積であるこ事は間違いありません。
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どっちを始めるべき?状況や目的別の選び方
ここからは、「自分はどちらのスタイルから始めるべきか?」に迷った際の判断基準を解説します。
青物を積極的に狙いたいならジギング
「とにかく青物を釣ってみたい」という方なら、一般的なジギングから始めるのも良いでしょう。
基本的なワンピッチジャークを覚えることで、さまざまな状況に対応できます。
特に船宿などで使用するジグや基本アクションが指定されている場合は、船長の指示に従うことが重要です。
いろいろな魚を狙いたいならスロージギング
「青物だけではなく、根魚などいろいろな魚を釣ってみたい」という方には、スロージギングが向いています。
底付近から中層、そして表層まで幅広いレンジを探ることができ、魚種を限定せずに楽しめるのが魅力です。
どちらから始めても基本は身につく
初心者の場合、「スロージギングとジギングのどちらが正解なのか」と考えてしまうかもしれません。
しかし、どちらか一方が優れているわけではなく、魚へのアプローチ方法が違うという事です。
両方を経験することで、それぞれの長所が分かるようになり、状況に応じた釣り方を選択できるようになります。
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スロージギングとジギングは使い分けるのがおすすめ
ここまで説明してきたように、スロージギングと一般的なジギングには、それぞれ得意な状況があります。
魚の活性が高いときはジギング
青物が活発にベイトを追っているときは、速いテンポのジギングで魚にアピールしてみる価値があります。
魚探や周囲のアングラーの釣果を参考にしながら、ジグの速度を調整してみましょう。
フォールで反応するときはスロージギング
ジャークでは魚が追ってくるものの、なかなか食わない。
そんなときは、フォールを意識したスロージギングに切り替えてみるのも一つの方法です。
ジグを動かした後にしっかりフォールさせ、魚が食いつくタイミングを作ります。
一つの釣り方にこだわらないことが重要
実際の釣りでは、「今日はスロージギングだからスローだけ」と決めつける必要はありません。
魚の活性、潮の速さ、水深、ベイト、周囲の釣果などを見ながら、その日のヒットパターンを探すことが大切です。
ジギングとスロージギングの両方を知っていれば、状況に応じてアクションを変えることができます。
これは釣果を伸ばすうえで大きな武器になります。
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スロージギングを始める際の注意点とよくある失敗
スロージギングは非常にキャッチ率の高い釣りですが、タックルの特性上、独特の注意点があります。
失敗して道具を破損させないために、以下の3点は必ず覚えておいて下さい。
ロッドを曲げてファイトしてはいけない(破損の原因)
高弾性カーボンを採用したチューブラーブランクスのスロージギングロッドは、「曲げに対する引っ張り強度」が従来の竿より低くなっています。
魚が掛かった際、大物の引きに対してロッドを大きく立てて曲げようとすると、ポッキリと竿が折れる原因になります。
ファイトの際は「リールの巻き上げ力とドラグ機能を利用して魚を寄せる」のがスロージギングの鉄則です。(チューブラーロッドの場合)
ロッドを曲げてファイトしたい方は、フルソリッドロッドをお使いください。

根掛かり対策とドラグ調整
スロージギングでは細いPEラインを使用するため、無茶な強引さやキツすぎるドラグ設定はラインブレイク(高切れ)につながります。
また、海底付近を丹念に探る釣りなので、根掛かりのリスクが高まります。
着底の瞬間に間髪入れず1回転目を巻き上げる「タッチ&ゴー」を徹底し、底を取ったらすぐにジグを浮かせる技術を身につけましょう。
同船者とのオマツリを防ぐPE号数とジグウェイト選び
乗合船では、他の釣り人とのラインの交差(オマツリ)を防ぐことがマナーです。
スロージギングは細糸を使うため潮の影響を受けにくいですが、使用するジグが軽すぎると流されて他の人の邪魔になります。
遊漁船の船長に「今日使うPEの号数」と「基本となるジグの重さ(例:150g〜200gなど)」を事前確認し、指示に従ったタックル準備を行いましょう。
●スロージギングの基本的なマナーについてはこちら⇩


【FAQ】スロージギングとジギングの違い|よくある質問
Q1:スロージギングとジギングは何が一番違いますか?
もっとも大きな違いは、魚にジグを食わせるための考え方です。
一般的なジギングでは、ジグを積極的に動かして魚にアピールする釣りが中心になりますが、スロージギングでは、ロッドの反発力を利用したジグの滑走やフォールなどを組み合わせて魚を誘います。
単純に「速い・遅い」という違いではありません。
Q2:スロージギングは本当にゆっくり巻くだけですか?
いいえ、スロージギングは、単純にリールをゆっくり巻く釣りではありません。
ロッドを曲げ、その反発力を利用してジグを動かし、フォールまで含めて魚を誘う釣りですので、ロッド操作やジグの動きを理解することが重要です。
Q3:普通のジギングロッドでスロージギングはできますか?
可能な場合もありますが、ロッドの特性によってジグを操作しにくいことがあります。
スロージギングでは、ロッドの反発力を利用してジグを動かすため、専用ロッドのほうが本来の釣り方を実践しやすくなります。
ただし、まずスロージギングを試してみたいという段階なら、手持ちのタックルで感覚を確かめてみるのも一つの方法です。
Q4:スロージギング用ジグを普通のジギングで使えますか?
使用することはできます。
ただし、そのジグがどのような動きをするように設計されているのかを理解して使うことが大切です。
スロージギング用ジグは、フォールや滑走を活かすことを得意としているものが多いため、一般的なジギング用ジグとは異なる操作方法が必要になる場合があります。

Q5:スロージギングとジギングではリールが違いますか?
必ず違うわけではありません。
ただし、スロージギングではフォールをコントロールしやすく、ジグの操作性にも優れる両軸リールが主に使われます。
一般的なジギングではスピニングリールが主に使われます。
Q6:初心者にはどちらがおすすめですか?
青物を積極的に狙いたいなら一般的なジギング、幅広い魚種を狙いながらジグの動きを考えて釣るのが好きならスロージギングがおすすめです。
ただし、どちらから始めても問題ありませんので、自分が興味を持った釣り方から始めるのが一番です。
Q7:スロージギングでも青物は釣れますか?
もちろん釣れます。
ブリ、ヒラマサ、カンパチなどの青物もスロージギングの代表的なターゲットです。
魚の活性やベイトの状況によっては、一般的なジギングよりもスロージギングのフォールやゆったりした動きに反応することもあります。
Q8:スロージギングは疲れにくいですか?
一般的に、速いテンポでジグを動かし続けるジギングと比較すると、体への負担を抑えやすい釣り方です。
ただし、重いジグを深場から回収したり、大型魚とファイトしたりすれば当然体力を使います。
「スロージギング=楽な釣り」と考えるのではなく、「無駄な力を使わずにジグを操作しやすい釣り」と考えると分かりやすいでしょう。
●スロージギングの必須テクニック「食わせの間」についてはこちら⇩


まとめ|スロージギングとジギングは釣り方の考え方が違う
スロージギングとハイピッチジギングは、どちらが優れているかという問題ではなく、「ターゲットや状況に応じたアプローチの手段の違い」です。
覚えておきたいのは、「スロージギング=ゆっくり巻くだけ」ではないということです。
◆ スピードとパワーで激しく迫る「従来のジギング」
◆ 落下の間とフォール姿勢で繊細に喰わせる「スロージギング」
双方の違いと理論をしっかりと理解しておけば、現場のシチュエーションや魚の活性に合わせて適切なアプローチを選択でき、釣果は何倍にも広がります。
まずはご自身が「どんな魚を、どのように釣りたいか」をイメージし、好みのスタイルからオフショアジギングの奥深い世界へ一歩を踏み出してみてください!
●スロージギングタックルの基本的な選び方はこちら⇩








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